映画【復活の日 Virus】 小松左京 あらすじ・まとめ 新型ウイルスとどう向き合うのか考察
小松左京氏が1964年に発表し、映画化された作品です。
2020年コロナウイルスによるパンデミックが起きました。今起きている現状をこの作品を通して客観的に見ることで日々の行動の変化を生むヒントがあるかもしれないと思い、まとめることにしました。
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新種のウィルス創造のために遺伝子工学的実験研究はすべて世界的に禁止されていた時代。ある細菌研究所からウィルスが持ち出され輸送中に飛行機事故でウィルスが山に落ちた。
そのウィルスは生物兵器として開発されていたもので全世界に広がると共に死亡者は増加。
感染が広がる中で唯一南極基地にいる人たちはウィルスに感染しないことが分かった。
しかし南極基地で生き延びるための食糧も限られ、男女比も人間の尊厳を保ちながら関係性をどう維持していくのか等の問題が発生していく・・・
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今回この映画を初めて観ましたが壮大なスケールの物語で興味のある方は一度見ておいて損はない作品です。
この物語を通して感じたこととして「人は人なしで生きていけない」ということがよくわかりました。
現在、マスク不足やトイレットペーパー等の買い占めの問題等起きていますが、つまるところ手元に資源があったとしても人が孤独な状況におかれた場合、ウィルス感染や死に対する不安や恐怖を取り除くことは難しいです。
パンデミックによる『もしウィルスにかかったらどうしよう』という気持ちと向き合いう上で直接的なコミュニケーションが枯渇な時代ではありますがSNSでも電話でもいいので不安を家族・友人と享受しあって安心に変えるコミュニケーションを取ることが不安を取り除く一番の方法だと思います。
ウィルスに対する不安・恐怖が解消されることで必要以上に物を買い占めることや多くの人が病院に詰めかける医療破綻を防ぐ手立てに繋がります。
日本では厚生労働省が新型コロナウイルス対策について随時更新されています。
中国、アメリカでは新型コロナウイルスのワクチン治療が開始されています。
中国からのマスクの輸入も増加しはじめています。
毎日全世界の新型コロナウイルス情報が流れていますが、まずは客観的に今の状況を判断し、どう行動していくのか。2020年一人ひとりにとって心の平和を作るためのリテラシー能力と判断力の向上が大切な一年になってくることだと日々感じています。