さとりのこさとこのブログ

新しい技術を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

夏目漱石 こころ あらすじ・まとめ 人との対立意識は「犬が鎖に繋がれたままの人生」と同じ生き方

学校の教材としてもよく使われている夏目漱石

「こころ」

その中でも有名なのは映像化もされた「下:先生と遺書」です。

 

上:先生と私(主人公と先生との出会いについて)
中:両親と私(主人公と父親の病気について)
下:先生と遺書(先生の過去について)

 

この小説は明治から大正に元号が変わる時期に書かれたもので2019年に元号が変わるタイミングでまとめと解析をしてみることにしました。

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<先生と私との関係性>

鎌倉の海で会った先生と私は親しくなっていった。

親交を深めていく中で先生は

「人間全体を信用しない。私は私自身さえ信用していない。つまり自分で自分が信用できないから、人も信用できないようになっているのです。自分を呪うより仕方がないのです」

私「そうむずかしく考えれば、誰だって確かなものはないでしょう」

先生「いや考えたんじゃない。やったんです。やった後で驚いたんです。そうして非常に怖くなったんです。とにかくあまり私を信用してはいけませんよ。後悔するから」

先生の人間に対するこの覚悟はどこから来るのだろうか。雑司ヶ谷にある誰だか分からない人の墓。
先生と奥さんの二人にとって、自由の往来を妨げる魔物のようであった。

先生が不在中に先生宅を訪問、奥さんと話しをすることになった。「奥さんが嫌われている」という流れから、奥さんの口からこんな話をきくことになる。

奥さん「私は嫌われているとは思いません。しかし先生は世間が嫌いなんでしょう。世間というより近頃では人間が嫌いになっているんでしょう。だからその人間の一人として私も好かれるはずがないじゃないじゃありませんか」

奥さんが先生から嫌われているという意味がやっと私に飲み込めた。

そして奥さんから先生の大学時代の話、友人が「変死」をしたことを初めて知ることになる。

私は父の病状がよくない為、実家に帰省していた時に「先生からの遺書」を受け取り、私は慌てて東京に向かった。

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<先生の遺書>

①両親の死

両親は資産を持っていたのでゆったりとした生活を送っていたが20歳に満たない時に腸チフスの病気で両親が他界。一人になった私には頼る人は叔父しかいなかった。

高校3度目の夏休み、故郷に帰ってみると私に対しての叔父一家の様子がおかしかった。叔父は私が東京の高校に通っている3年間の間に財産を使い込んでいた。私の所有しているものをお金に換えて故郷を去ることにした。
親の遺産は非常に減っており、心持ちが悪かったが学生生活を送るには問題ない金額で余裕のある学生生活が私を思いもよらない境遇に陥れることになった。


②本郷台で下宿

お金に余裕のある私は日清戦争でご主人を亡くした未亡人と一人娘がいる遺族の家を訪ね、自分の身元や学校を伝えると引っ越してきて問題ないと了承をもらった。

故郷を出るときに「他人は頼りにならない」敵視する叔父、叔母、親戚をあたかも人類の代表のごとく考え出し、神経は鋭く尖っていた。

しかしお嬢さんとの交流を通して金に対して人類を疑ったけれども、愛に対してはまだ人類を疑うことはなかった。

私の挙動不審な行動に対して何も言われず、それどころか私に尊敬の念をもって会話をしてくれるので、そのおかげで挙動不審や疑いの眼を持った私の行動は段々落ち着いていった。


③二人の接近

私の過去を奥さんとお嬢さんに伝えると、奥さんの身寄りかのように待遇をしてくれるようになり奥さんの行動が私とお嬢さんをくっつけようとしたことを察した。

お嬢さんに対して強い「愛」を持った私はお嬢さんを信じている反面、二人が裏で打ち合わせをして万事をやっているのだろうと思うと信念と迷いの中に立って動けなくなってしまった。私の中ではどれも想像であり真実でもあった。

お嬢さんの元に男の客が来るとイライラして、神経は震えるよりも大きな波動を打って私を苦しめた。私は思い切って「お嬢さん」をもらい受ける話をしようとしたが躊躇し口には出せなかった。

私は他人の手に乗るのは誰よりも業腹でした。叔父に騙された私はこれから先どんなことがあっても人には騙されまいと決心したのです。


④地元の友人「K」が東京に来た

Kは養家の両親から医者になるつもりで東京に出してもらっていたが、Kは養家の希望に背いて自分のやりたいことを突き進めようとすることに対して私は賛成していました。

医者の道から外れることで養家から怒りを買ったKは学資補助が受けられなくなっていた。

Kは自分の力で何とか東京の生活を支えようとするがどんどんメンタルが落ちていき
「自分だけが世の中の不幸を背負って立っている」と言うようになった。

Kの状態を見かねた私は奥さんに反対されたにも関わらずKを自分の下宿先へ招待した。


⑤Kとの同居

地元にいるときは、中学、高校とKは常に上位で私は普通で何をしてもKには及ばないという自覚があった。ただKを私の下宿先に引っ張ってきた時は私のほうが十分に理をわきまえていると信じていた。そして私と同じ孤独の境遇に置くのは忍びなかった。自分が中心になって奥さん、お嬢さんとKとの交流を深めさせようとした。

Kはだんだん下宿先に打ち解けていき、私の当初の目的に対して成功し始めていることに喜悦を感じられずにはいられなかった。


⑥Kに対する嫉妬

Kが下宿先の人たちと仲良くなるのがだんだん気に入らなくなっていた。

私から見てKが世話のし甲斐があったころは嬉しかったのにKのお嬢さんに対しての態度を見るようになってから彼を許すことができなくなっている自分に気が付いた。

Kを旅行に誘い、旅先で私がお嬢さんに好意を抱いていることを告白するか悩んだ。
私から見てKは外見もよく女性から好かれるように見え性格も男らしく私より優勢だった。

Kがお嬢さんと親しくなるにつれて、お嬢さんはKの方に気があるのではないかと考えるようになっていた。Kに気があるお嬢さんと一緒になるのは嫌で、それくらいお嬢さんに対して熱っしていたことに気が付いた。

しかし自分の気持ちを打ち明けるのは日本の習慣として許されないという自覚が強くあった。


⑦Kの告白

Kがお嬢さんに好意があると打ち明けられ私は頭から足先まで石か鉄のように固くなってしまった。私よりKは強いのだと恐怖の念が萌(きざ)し始め勝つ方法が見いだせず、心がかき乱され心持ちが悪かった。

家の中を観察するとどうやらKは私以外の人にはお嬢さんのことを話していないことがわかった。

Kは私を呼び出し、自分の恋愛に陥って自分が自分でわからなくなっており私に公平な意見を求めていた。相手がお嬢さんでなければKにとって都合のいい言葉をかけていたかもしれないが、その時の私は違っていた。

Kの無用心さに付け込んで、彼の保管している要塞の地図を受け取ってゆっくり眺めることができた。Kが真宗寺に生まれた男であることを知っており「精神的に向上心がないものは馬鹿だ」と恋は道の妨げになると私は反対する立場を取った。Kの善良な人格に付け込んで彼を打ち倒そうとしたのです。

Kが「もうその話はやめよう」と言うと

私は「君の心でそれを受け止めるだけの覚悟がなければ君の普段の主張をどうするつもりなのか」と聞くと

Kは「覚悟はないこともない」と言った。


⑧勝利の確信と不安

Kが言った「覚悟」という言葉が頭の中をめぐり私は恋愛方面に発揮される「覚悟」だと思い込んでしまった。

私はKが知らないうちに事を運ばなくてはならないと覚悟を決めたが、なかなか事を運ぶタイミングが悪く、今の状況に耐えられなくなり仮病を使い学校を休んだ。

奥さんと私の二人きりになったところでKから何か言われなかったか」を聞くと奥さんからは「何を?」と聞き返され、Kの告白を奥さんに伝えるつもりはなかったので「いいえ」と言ってしまった。

会話の後を待たれていると感じた私は突然

「奥さん、お嬢さんを私に下さい」と言いました。
上げてもいいが急じゃないかと奥さんに言われたが「急にもらいたい」と考えていたのは突然ではないことを説明した。奥さんからは了承をもらい、話は簡単でかつ明瞭に片付いてしまった。

 

⑨卑怯な私

下宿先の雰囲気がいつもと違うことに違和感を覚えていたKに対して私は自分で自分をKに説明するのが嫌になっていた。数日後、奥さんからKにあの話をしたのかと聞かれ、固くなってしまった。

そして奥さんからKに結婚の話をしたこと。Kからは「おめでとうございます。何かお祝いを上げたいが私にはお金がないから上げることができません」と言っていたことを告げられた。私はその話を聞いて胸が塞がるような苦しさを覚えた。


⑩Kの自殺

奥さんがKに話をして二日ほど経っていた。私は全く気が付かずにいた。彼と私の頭の中を比べてみると彼の方がはるかに立派に見えた。「策略で勝っても人間としては負けたのだ」Kは私を軽蔑しているだろうと顔が赤くなった。

Kの前に出て恥をかかされるのは私の自尊心にとって大きな苦痛だったが進もうかよそうか考えている時にKは自殺をした。

私宛の手紙に文句が書き列(つら)ねてあるだろうと予期していたが手紙の内容は簡単だった。

「私は薄志弱行で到底行先の望みがないから自殺する」という内容だった。

Kの死顔を確認し、忽然と冷たくなった友達によって運命の恐ろしさを深く感じた。どうにかしなければという思いと同時にどうにもならないと思った。

「すみません。私が悪かったのです。あなたとお嬢さんに済まないことになりました」

Kに謝ることのできない私がこうして奥さんとお嬢さんに詫びなければいられなくなったのです。Kが死んだら埋めると約束していた雑司ヶ谷に墓を置くことになり私はKへの懺悔を新たにしたかった。


⑪死の理由

Kの死後、友人、奥さん、お嬢さん、Kの父兄、知り合い、彼とは関係ない新聞記者まで「Kがどうして自殺をしたのか」私に質問をかけないことはなかった。

私は下宿先に迷惑がかかるような記事が出されないか恐れていた。下宿先から引っ越しをし、お嬢さんと結婚した。

結婚したら心機一転して新しい生涯の糸口になると思っていたのに妻の顔を見るとKを思い出す。
私はKに対する感情はいつまでも続いた。妻に不満はなかったがこの一点において彼女を遠ざけるようになった。

「私のことが嫌いなのか、何か隠しているに違いない」という言葉を聞かなければならず、その度に苦しんだ。ありのままを妻に打ち明けようとしたが、いざという時に不意に自分以外の力が私を抑えつけるのです。

Kを忘れることができなかった私は書物に溺れるように努めた。叔父に欺かれた当時の私は、他人を悪くとるだけであって世間がどうあろうとも立派な人間だという信念があった。それがKのために見事に破壊され、自分をあの叔父と同じ人間だと認識したときに、急にふらふらしだし、他人に愛想を尽かした私は自分にも愛想を尽かして動けなくなった。

妻が何のために勉強するのかという質問を度々受けるが世の中で自分が最も信愛している人にですら自分を理解させる勇気が出せなかったと悲しくなった。

 

⑫人間の罪

死んだつもりで生きていこうと決心した私は時々外の刺激で躍り上がり、どの方向へ出ようと思い立つが恐ろしい力が働いて私の心をぐいと握り締めて動けないようにするのです。

その力は「お前は何もする資格もない男」だと抑えつけようとする。

単調な生活を続けていた私の内面には常にこうした苦しい戦争があった。この牢屋の中にじっとしていることもできず、突き破ることもできなくなった時一番楽な努力は自殺しかないと感じるようになった。

明治天皇崩御になり、その時私は明治の精神が天皇に始まり天皇で終わった気がしました。

最も強く明治の影響を受けた私どもが、そのあとに生き残っているのは結局、時代遅れだという感じが激しく私の胸を打ちました。

乃木大将の死を新聞で知り、私も殉死することを決め、妻には最後まで本当のことを伝えることはせずに自ら命を絶った。

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70年以上前に書かれた作品ですが、他人には見せたくない心の「もろさ」「汚さ」「対立意識」
人間が、特に日本人が本来持っている内面的な部分を具体的に書いている作品です。

Kが亡くなった後、先生と呼ばれていた人は奥さんを見る度に「K」のイメージが頭にこびりつき自分がKを殺した罪人として「犬が鎖でつながれてぐっと引っ張られる」かのように永遠と同じ考えをグルグルと堂々巡りし、さらにはこの考えの鎖を自分で切る方法もわからず。人にも相談せず。最後はその考えから解放されたいが為に自ら命を絶つことを選択したのです。

この自分自身でがんじがらめにした考えの鎖は「自分の中で勝手に作り上げた対立意識」と「究極の思い込みの中の思い込み」です。

 

それを解決するためには「人間が何故苦しいのか」の原因を知ることと、すべての問題を「ゼロ」ベースから認識できるようになることで何故その考え感情にとどまっていたのか客観的な理解と問題解決の方向性が必要になってきます。

 

日本ではすべての問題を「ゼロ」ベースから認識できるnTechという技術が開発されています。

今の時代、情報知識があふれ、受け取った情報知識をどのように自分の「考え」「感情」「言葉」「行動」「人間関係性」に活用するかは「ゼロ」ベースから認識し、考えを再構築できる能力を一人ひとりが身につけることで大きな問題から小さな問題までも解決できる社会に変化を作ることも可能だと感じています。

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世知辛い世の中

今日も『あの人』『この人』の話題でもちきり

 

 

そこに群がる人たちは

 

 

心のスキマを埋めるために

 

 

最も清らかに聞こえる言葉を選んで

 

 

人から賞賛を得るのに忙しい

 

 

心のスキマを埋めることができるは

 

 

自分自身の『アイデンティティー』に

 

 

『何のために自分はこの時代に生まれたのか』

 

 

アクセスしながら生きることでしか

 

 

心のスキマを埋めることはできないんだよね

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【解説】

このポエムは2018年9月に書きましたが、当時は大阪なおみ選手のテニス4大大会 全米オープン優勝。歌手の安室奈美恵さんが芸能界引退。そして女優の樹木希林さんが他界。

彼女たちの歴史を振り返ったニュースを観たときに『一貫性のある生き方』を見て日本人女性の深い部分の強さを感じた時期でした。

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blogを読んで頂きありがとうございます。
blogを始めて先日アクセス数が累計30,000PVを超えたので、初心に戻りポエムにしました。

ここ最近SNSで正義感を振りかざす人たちについて話題になることがありますが、

今までの『ルールを守ってコツコツ仕事をやり続けることで評価されてきた時代』から『大きく変化する社会に適応できる人間が求められる時代』に変わろうとしている中、正義感を振りかざす人たちの言葉は変化に適応できないもどかしさからくる叫びのように感じます。

企業で働くことで保たれていた日本人のアイデンティティーも『終身雇用』が保てない企業が増えている今。

日本人一人ひとりがアイデンティティーをしっかり立てて『どんな自分になってどう生きるのか』が問われる時代に突入しようとしている気がします。

 

最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。
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映画【空海】あらすじ・まとめ 新しい時代を切り開くクリエイター

私が空海について興味を持ったのが2011年。空海密教展が博物館で開催され、混沌とした時代を変えるために活動した空海に興味深いものを感じる内容でした。そして2019年にまた空海と仏像曼荼羅が博物館で展示されることになり改めて空海がどんな人物だったのか知りたいという気持ちが出てきました。

今回は1984年に公開された映画を元に内容はフィクションではありますが空海がどんな人物だったのかまとめてみたいと思いました。

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時の帝、桓武天皇が奈良の都を捨て京都に都を移動しているころ空海は大学に入るために奈良に来ていた。

奈良は僧侶の力が強くなりすぎて皇帝になろうとする者も出てきていた。


①都が変わってから6年後

空海は大学で一番の成績で一族の中でも最高の位に行けると周囲は思っていた。しかし空海は大学を辞め、出世コースから外れたいと姿を消した。

ある日、叔父宛に「故郷に帰る」と手紙が届き、叔父は急いで故郷に向かうと乞食同然の姿の空海が実家に訪れた。空海は旅の途中に故郷に立ち寄ったが、周囲は空海が狂ってしまったと思った。

 

②「人は何故生きるのか」を探す旅

空海は旅をする中で「人は何故生きるのか」自分が生きるに値する人間なのか、仏がいれば助かるはずと確かめるために崖から飛び降りてみたり、修行中に山が噴火した時は「人も大地も同じように生きている」と悟り、山の噴火で人々が絶望して自殺しようとする人たちに「生きてこそ人間」だと諭していた。

 

空海が都に戻る

桓武天皇は21年ぶりに遣唐使を出すことにした。都に戻った空海は経典を読み漁っていた。そして叔父に真の仏教である「密教」を学び海を渡りたいと申し出た。叔父からは遣唐船で戻ってくるのは半分しかいないと心配されるが「私は死にません」と言い、留学生は最低20年は唐(モロコシ)に滞在しないといけない条件を飲んで唐に向かうことになった。


遣唐使派遣

桓武天皇が新しい都を作って10年。奈良とは違う新しい政(まつりごと)、文化、宗教を作りたい。そのためには世界の文化が集まるところ唐の中心「長安」で最新技術を持ち帰り平安の都を長安に負けないぐらいの都にしたいと桓武天皇は考えていた。

奈良の僧侶を打ちのめす為、桓武天皇は短期留学生として最澄(さいちょう)を唐に向かわせることにした。

唐に向かう途中、空海の乗る船は嵐に襲われるが無事に唐に辿り着くことができた。
空海長安に向かうころには最澄天台山に向かっていた。


長安での密教修行

空海は34年前に来た留学生と入れ替わりで西明寺に入ることになった。前任の留学生からは「唐はあらゆる思想を虎のようにかみ砕き飲み込んでしまう。日本にはそれがない。空海の学びたいと思っている密教は20年以上かかるからやめたほうがいい」と言われたが、空海密教をかみ砕くためにここへ来たと言った。

それから空海は余命が限られていると言われていた恵果(けいか)和尚に密教を直接教わるため、密教の原語「梵語(ぼんご)」を3ヶ月で習得した。梵語を習得後に恵果和尚から通常20年かかると言われる密教のすべてを3ヶ月間不眠不休で学ぶことができた。


空海の帰国

留学期間が18年残っている中で日本に帰ると「流刑」だとわかっていたが空海は日本に帰国することにした。

桓武天皇は亡くなり、都は平城天皇が治めていた。空海は持ち帰った経典を平城天皇に献上するが、留学期間中に帰ってきたこと。密教はすでに最澄が持ち帰っていることもあり都に入ることを許さず九州の太宰府にいるように言い渡されてしまった。

 

平城天皇の精神崩壊

平城天皇の異母兄弟の皇子は密告され幽閉されてしまう。皇子は空海の経典のすばらしさを理解していたので空海の叔父に空海の安全を確保するように伝えた。

叔父は都は朝廷と貴族が荒れているので空海に朝廷に仕えるように打診するが空海は「平城天皇は狂ってしまい、後1ヶ月ももたない」と予言した。

そしてある日、平城天皇は「何か自分に取り付いている。お前が代わりに上になれ」と嵯峨天皇に位を譲り、病んでしまった平城天皇は奈良に移り住むことにした。

 

⑧2つの都

嵯峨天皇が京都、平城天皇は奈良、2つの都が存在している状態になり平城天皇は「自分は元気になったから奈良を再建する」と言い出した。

嵯峨天皇に呼ばれた空海は「不空密教の奇跡」の話をして国のために鎮護国家の祈祷を始めることを伝えると勇気をもらった嵯峨天皇平城天皇の館を襲撃し、嵯峨天皇の体制を築くことに成功した。


⑨奈良仏教200年

最澄は都に奈良仏教の僧侶たちを集め、奈良仏教と真の仏教の違いについて話をしていた。

奈良仏教は論議であって人を救える仏教ではない。正確な手立て、教えを導いていない。
条件によって成仏できたりできなかったり、自分さえ良ければいいという仏教は何のための仏教なのか。万人や自分も救い、国を鎮め、極楽浄土に向かうのが真の仏教だと奈良の僧侶たちに諭した。

 

最澄空海に会いに来た

最澄天台宗の教えを完成させるために密教の真髄を知りたいと空海の元を訪ねた。

空海と同じ3ヶ月で密教を習得するつもでいたが、空海からは経典を書き写すだけでは密教の教えを学ぶことはできない。密教は生きていて「言葉」「色」「体」「五感」すべてを使ってやっと伝わるもの。「文字」だけで理解することの限界を最澄に伝えると最澄空海のいる寺を去った。


⑪弟子とともに旅に出る

人を救うまで果てまでいくと都を出た。

空海が向かう先で疫病が流行っていた。一人の女性が「この世で生きていては苦しいことばかり、楽にしてください」と言うと

空海は「この世で成仏できなくて、どうしてあの世で成仏できるんだ。父母からもらった体で幸せにならないでなんで人が救われるのか。この世無くしてあの世はない。天地宇宙が生きている力とこの体に生きている力は同じなのだ」疫病で苦しい人たちのためにお経を唱えて回った。


⑫讃岐の国に50日で大きな池を作る

毎年讃岐では雨が降ると88もの川から流れる水で田が流され、多くの人が亡くなっていた。
地元の人からは空海の力で壊れない池を作ってほしいと依頼を受けた。

空海は「ここで生きたいと願う人たちを集めるよう」に伝え人を集めると

「今日よりここに海を作る。作らなければ皆が生きていけない。病に倒れたり女性が身売りをする。その苦しみから脱出するのは今しかない」

空海はこの地で寝ずに護摩(ごま)を焚く。天地の力も呼びよせて雨が降らない50日で完成させると言い切った。空海の祈りと村民の努力により50日で大きな池が完成した。


高野山に寺を建立

空海は弟子たちの修行のために寺を建立することを嵯峨天皇の承諾を得に来た。嵯峨天皇空海が都を離れることを不安に感じていた。

空海はここ100年、天皇が変わる度に血が流れていること。嵯峨天皇が夢にうなされていることを言い当てた。平城天皇嵯峨天皇の争いの種がまだ残っているため次の世代に天皇の位を譲るように提案した。

嵯峨天皇空海の提案を受け入れたことでその後30年間は血が流れることはなかった。

多くの弟子を抱え教えを説いた空海は承和2年3月21日、自ら即身成仏となりその生涯を終えた。

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約1200年ほど前に密教を日本に広めた人として有名ではありますが、日本にどんな影響を与えた人なのかよくわかってはいませんでした。

空海密教をかみ砕くと言っていたように当時の宗教も含め、日本人一人ひとりの社会全体を理解することの知識不足や日本の土木技術が遅れていたこと、そして朝廷に入ってしまうと強者と弱者の関係性に固定され、利権のためだけの行動になってしまうこともわかっていたので、密教を通して「天皇」にしろ「民」にしろ、すべて「1:1」で目の前の人が「人がなぜ生きるのか」「宇宙自然や社会とのつながり」について日本人の理解する能力が上がることに注力を注いて日本全国を回っていたと思いました。


当時の人たちからすると空海のやり方はかなり逸脱した考え方で時代を切り開いていったように見えますが、今の時代と共通して言えることは時代が変化を迎えようとしている時に現在の社会システムの中でのルールで〇×、正しい正しくないを決めようとすることには限界があることです。

それを解決するには現在ある社会システムを外から客観的に理解・分析する力と解決策を提案できるクリエイティブ能力が必要になってきます。

これからの時代は、既存の知識を補いながら新しい観点を持つことができる技術nTechが開発されている中、私たち人類が宇宙自然のメカニズムを何となく信じるのではなく、メカニズムを理解すること。更に五感覚脳のメカニズムを理解することで今起きている個人と個人、国と国との摩擦衝突の問題や時代の限界を突破できると感じています。f:id:a_satoco:20190413082111j:image

アニメ カイバ まとめと解析

ある時「可哀想な主人公」とネット上で検索したところ「カイバ」がヒットしました。

カイバ』=脳の記憶を司る「海馬」だとすぐにイメージできましたが、調べてみると2008年にWOWOWで放送されていたアニメで文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞も取っており未だに評価も高い作品で気になって観てみました(※ネタバレありです)
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記憶が蓄積できる世界。肉体が滅んでもより良い体「ボディ」へ移し替える

嫌な情報は消去し、楽しい記憶はダウンロードできる。しかしそれは上流層に限られた


世界は分かれており電解雲(デンカイウン)の上に住む人たちはお金持ち

それ以外は「下月(ガゲツ)」に住む人たち

下月から雲の上に上がろうとする人たちは記憶がなくなってしまう

この世界を統治するワープ王は「人間の記憶を蓄積する方法」を発見し広めた。その方法によりお金持ちは「ボディ」を手に入れ生き続け、下に住む人たちは「ボディ」や「記憶」を奪われるものとなった


①主人公の『カイバ』は記憶をなくしていた

カイバは体の真ん中が空いている「特殊なボディ」でなぜか命を狙われていた
下月で出会った一想団(いっそうだん)の幹部『ポポ』の提案でカイバは命を狙われる原因である「特殊なボディ」を女性に売ることになった。カイバの記憶は「簡易型ボディ」に移され、宇宙船での旅が始まった


②惑星トト

カイバはこの惑星で『クロニコ』という少女と出会い、彼女は苦労している家族のために自分の「ボディ」が高く売れることを喜んでいた

クロニコの記憶は家族の元に返してもらう話だったが「ボディ」を売りたくないと心変わりする懸念から商人はクロニコの記憶を空に捨ててしまった

「クロニコのボディ」を受けっとった業者は「ボディ」をイマイチと判断しゴミ置き場に捨てた

捨てられた「クロニコのボディ」にカイバが入り業者とひと悶着あったが宇宙船の保安官男性『バニラ』に助けられ、宇宙船に戻り色々な惑星を回る旅を続けることになった


③惑星ロロ

記憶タンクのある星。旅行用ロケットが壊れた老夫婦が心配で声をかけにいったクロニコのボディに入った『カイバ』と男性ボディに入った『ネイロ』が出会った

ネイロは反社会組織一想団員の使命として記憶タンクの爆破目的でこの星に来ていた為、テロリストと交流しているカイバは公安に目をつけられてしまう

宇宙船保安官バニラはカイバをかばい、次の惑星ネネの海底都市に逃亡するがバニラの上司によって追い詰められ、2人も「ボディ」を失った


④ワープ王

貴族階級の『ジャクチュウ』は『ワープ王』を呼び出し、自分が集めたのワープ王のコピー「ボディ」コレクションを見せた

ジャクチュウは「穴の開いた特殊なボディ」を見つけたことでワープ王は跡継ぎが作れないこと。ワープ王のボディは2000体に1体だけ「特殊なボディ」が生まれることを知ったようだった

今君臨しているワープ王は偽物で、本物のワープ王は「特殊なボディ」に入っていた記憶を失っているカイバだった

偽物の王は色々知っているジャクチュウが邪魔で抹消しようと動いた


⑤反社会組織 一想団のリーダー『ダダ』

一想団の幹部ポポはリーダーの力を借りずに自分と仲間だけでワープ王を倒せるのではないかと思い『ダダ』に反旗を翻す

リーダーのダダは実は3体おりワープ王のコピー出来損ないだった

ポポたちはダダについて遺跡に向かうと2000年前に残された超科学の集合体があり、ワープ王のコピーたちが逃げてきた場所だった

そこには『伝説の植物カイバ』があった


⑥『ネイロ』の記憶

ポポは自分がリーダーになると偽物の王と本物の王で記憶を失ったカイバの両方を倒すことを決断する
偽物の王を早々に始末すると「打倒ワープ王」と先頭を切ってネイロを向かわせるが

一想団の一員『キチ』から「ネイロはカイバと愛し合っていたが自分がポポの手下になってからポポを愛しているかのようにネイロの記憶を改ざんした」とネイロに告白した。しかしネイロはポポに促されカイバを撃って倒してしまった


⑦『カイバ』の名前(回想)

空から落ちてきた男をネイロが助けた。男は記憶喪失だったが新しく入ってきた情報に関しての記憶力の良さにネイロは『伝説の植物カイバ』と同じ名前『カイバ』と付けた

ある時カイバは自分がワープ王であることを思い出し城に戻ってしまう

お互い忘れらないカイバとネイロは2人は再開するが、城で警備兵に見つかりカイバは仕方なくネイロを撃った。カイバは急いでネイロのボディと記憶をかき集め再生させた

カイバは腹違いの兄弟が6人いて父の後継者選びでおかしくなったこと

母から毒を盛られたが生き残ったこと。カイバの「ボディ」の秘密を母は知っていたが、父は知らなかった。後継者選びでカイバは1人生き残り「王」となったことをネイロに話した。

ネイロはカイバに生きる希望をもってもらうためにカイバの家族の記憶を探し出し伝えようとしたが、偽物の王によって2人とも城から下月に落とされてしまった

2人が空から落ちてきて水辺に倒れていたところをキチが発見し、ポポの指示で2人の記憶を改ざん

ポポがカイバは殺そうとしたが「特殊なボディ」であるため難しく、カイバの記憶が無いのをいいことに女性へ「特殊なボディ」を売る提案をしたのだった

キチがネイロの記憶について話をしているときに『カイバ』が生き返った

「私はワープ王。この醜い世界の王なのだ」記憶も戻り、急いで城に戻っていった


⑧『ポポ』の君臨

偽物と本物のワープ王を倒した後、ポポはこの世界の王になるため一部の仲間と共に城に向かった

城にたどりついた時『伝説の植物カイバ』が人の記憶を食べてどんどん大きくなり、制御できない状態であることが判明した

ポポは「伝説の植物に飲み込まれ一つになることが進化だ。人類の救済にもつながる」と発言し仲間から信頼を失った

一想団がもめている間に生きていた偽物の王が現れ、城や人の記憶を破壊し始めた


⑨本物のワープ王

カイバが城に辿り着き、偽物の王を倒すがこの戦いの最中『チビワープ』が誕生した

チビワープはカイバが守ろうしている世界を否定し、ポポと同様に『伝説の植物カイバ』に食べられ人類が進化することを提案した

先が見えない絶望の中、ネイロはカイバの記憶を探し出しカイバのお母さんが毒を飲ませた理由は「権力闘争から逃すためだったこと。本当は愛されていたこと」を伝えた

カイバはネイロにあうまで何もない人生から変わることができた

ネイロがいるこの世界を救うために植物カイバに自分の記憶を食べさせて倒し世界を救った

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このアニメは文字で表現するのはかなり難しいと思いつつ、現代に精通する内容であると感じたのでブログに掲載してみました

 

人間の記憶を「記憶チップ」に入れる技術が開発され、肉体の死が人間の死ではなくなり、便利にはなったものの人間のモラルの欠如から記憶チップやボディの売買や記憶の改ざん、記憶チップの窃盗と混沌とした世界の物語です

 

「体」=「自分・個人」ではなく、自分自身をどう思うのか「アイデンティティ」に関わる部分を独特なアニメの表現しているのでぐっと引き付けられるものがありました

 

物語で印象的だったのが、一想団の幹部ポポは当初団体のために忠誠心を誓っていたのが、権力を得た瞬間に家族や幼なじみと自分さえ幸せであればいいと『個人の欲求』に支配され、回りが見えなくなったことです

 

ポポが世界のトップになった時に心の中にあったビジョンは社会変革や人類に対しての世界平和ではなく『家族との幸せ成功』の範囲であったことがわかったと言えます

 

チップの技術革新というところでここ数年、「個人情報を認識するためのマイクロチップ埋め込み」や「中国では開発した制服に子供の行動を監視するためのICチップが両肩に埋め込む」等のニュースを目にすることがありました

 

新しい技術を人類がどのように使うのかによって技術、社会よ発展と人が豊かに暮らせるかどうか良し悪しも決まってきます


そこで言えることは「人間一人ひとりの判断基準のバージョンアップ」しかありません

 

私が日常で応用・活用しているnTechは今までの人間5感覚と脳の結果体で判断してきた世界から脳の外のイメージを活用した新しい知識生産可能とする技術です


人間一人ひとりがもっている「人間の脳の仕組みの理解」「認識している世界」の理解をすることで人間性能のバージョンアップが起き、技術や商品に振り回されない生き方に変化することを目指しています


最後にこのアニメを手塚治虫氏や銀河鉄道999松本零士氏のような雰囲気のアニメだという表現をされることがありますが、私は湯浅監督が1960~1970年代に活躍された漫画家への尊敬の念を込めたオマージュ作品だと感じました


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2019年 明けましておめでとうございます

2019年の干支は己亥(つちのと・い)です

 

60年に一度やってくる干支で60年前の1959年は今の天皇が皇太子だった時代に美智子様とご成婚された年でした

 

干支について詳しくはWebで陰陽五行で検索してみると色々出てきますが

土(己)と水(亥)の組み合わせで

相克(そうこく)相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係だそうです

土が水を濁したり、水を吸ったりせき止めたりするはたらきを表しています


土と水の関係性と同じように何事においてもバランスを見て行うことが大事で、偏りが生まれるとバランスを崩しかねない年でもありそうです


ブログを始めて4年目に入り『何のためにブログの記事をアップするのか』の意味を考えたり『どんな記事をアップしたらいいのか』悩んだりすることもありますが、読んでくださる方がいる間はできる範囲で頑張って行きたいと思います

本年もよろしくお願い致します


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2018 MerryChristmas

平成最後のクリスマスになりますが、皆様にとって今年はどんな一年でしたでしょうか


今年一年を表す漢字は『災』でしたが


年始からパワハラ問題や天災、国と国との関係性を揺るがす問題や年末の日産ゴーン会長の逮捕と激動の一年だったように感じます


昨年はAIの進化が進み、人間の仕事が奪われる可能性があるといったニュースから


今年は組織のあり方が問われる出来事、ニュースが多かったように思います

 

時代の変化と共に今までの資本主義でのやり方では限界を迎えている今

 

これだけ変化の激しい時代を生きていく上で、私たち一人ひとりにとって大切なこととは一体何なのでしょうか


それはどんな条件、状況、環境においても


一人ひとりのアイデンティティー、判断基準がしっかり立つこと


自分自身で判断して行動できること


それがとても重要な時代に突入すると実感しています


最後に皆様にとって良いクリスマスでありますように

※ブログを書くときに気持ちが2019年になっていたようで、一年早い西暦でイラストを描いてしまいました

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人工知能 天使か悪魔か 2018  未来がわかる その時あなたは まとめと感想

警察が指示を受けているのは人工知能

麻薬発見の予測が的中したり

人工知能は自然界の天候の不確実も予測できる

今では天候に左右されやすい航空会社やメジャーリーグからの要望 も熱い

そして寿命も予測できる

誰に移植したら長く生きられるのか

未来が未知ではなくなってきた

 

①天候を予測

2018年7月上旬、西日本豪雨に対して人工知能を取り入れている「ウェザーニュース社」が
気象庁」よりも早く的確に天気を予測しました

3年分の雨雲のパターンを導き出し、 今の雲のパターンを当てはめて予測

因果関係がはっきりしていなくても人工知能は回答をしてくれる。250m四方で予測が可能なのです


②犯罪の予測

ネブラスカ州の警察では人工知能を使ってこれからおきる犯罪の「時間」と「場所」を特定

犯罪予測の人工知能を作った「Azavea社」 は現在12か所の警察が利用しています

「時間」「天気」「月の満ち欠け」から判断し、 犯罪の高い地域と低い地域を人工知能が判別して警察に指示が出されます

指示があった場所は昼間のマーケットで普段は犯罪 と縁遠い場所でした

警察がそこに向かうと登録が切れている車が走っていて、運転主は麻薬を使用していたのです。

「暴行」「窃盗」「麻薬」 人工知能の指示通りに動くことで犯罪率は大幅に減りました

ただし、人工知能の予測がいいことばかりではありません

 

③未来の犯罪者予測

アメリカのTV局はまるで映画の「マイノリティ・リポート」 のようだと報道した

人工知能は「犯罪」に対して関わりそうな人物をリストUPし、 1)~3)にそれぞれに点数を付けた


1)実生活
2)インターネット
3)人間関係

 

40万人をリスト化し、誰を優先してマークすべきかを教えてくれる

ただし人工知能は「加害者なのか、被害者なのか」は示さない。そしてこれから犯罪に関わるかまでは人工知能は予測はできない

ある人物は「友人が亡くなった」ことで「未来の犯罪者」 と決めつけられた

ある日突然、警察が家に来てマークされていることが近隣住民に知られてしまい引っ越しを余儀なくされました

アンドリュー・ ファーガソン教授は「人工知能がどのように予測しているのか不明で容疑者予備軍を作っている」と警鐘を鳴らしています

 

東京では約25万台ほど防犯カメラが設置されており人工知能を搭載しようと計画

不審な動きを警備会社に連絡し、犯罪を未然に防ぐ。警備モデルの大きな変化を迎えようとしています

 

④あなたの寿命を予測

アメリカの心臓移植。現在ドナー3,000人に対して、移植希望者は4,000人

移植優先度の高低がわかる人工知能UCLA病院が開発しました

移植しなかった場合と移植した後の生存率の上昇率を見る人工知能で30年分のデータを人工知能に学習させ移植をしたことで患者が健康に回復できるのか人工知能が予測するのです

患者のデータを事前に取り込み、移植の成功率を医者が回答します

ある患者はデータの結果から上昇幅32.5% で他の患者より低いため人工知能の見解として移植は望ましくないと医者は回答しました

断られた患者は元の生活に戻るためにどうしても移植が必要だったので結果に納得出来ませんでした

医者にとって人工知能ブラックボックスですが患者を生かすためには必要なデータなのです

心筋梗塞で年齢が70歳以上のため移植を1年以上断られていた患者が人工知能の結果によって上昇幅が42% であることが判明し、移植を受けることができました

人間が持つ偏見を人工知能が取り除いてくれたのです

人工知能の結果によっては人の運命を残酷にも決定してしまうのです

 

アルツハイマー

アルツハイマー病を検診する際に

「正常」「MCI(アルツハイマー予備軍)」「アルツハイマー」と3パターンで分けて診断していました

今までアミロイドβがたまっていてもアルツハイマーにならない人もおり、どのようにアルツハイマーになるのか謎でした

しかし人工知能に「MCI」「アルツハイマー」 200人分の脳のデータを覚えさせ、アルツハイマーを決定する9ヶ所を見つけることができたのです。

人工知能によってアルツハイマー病を今までより3年早く診断できるようになりましたがアルツハイマー病を止める治療法は開発されていません。現段階では患者に伝え絶望することを避ける上で『結果』は伝えてはいないのが現状です

「あなたは自分の未来をどこまで知りたいですか?」

 

⑥婚活にAI導入

婚活サービスに登録した内容を元に「どんな結婚を望むのか」「 休日をどう過ごすのか」
その人の特定のパターンを人工知能で解析し、1,600パターンから似たパターンを発見し「 最適なパートナーを見つけ出す」

人工知能が「なぜそのカップルを選んだ理由」は示しません

 

未来が未知のものではなくなっていく

私たちの幸せの形が変わっていく

皆さん心の準備はいかがですか?

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人工知能が過去の膨大なデータを分析してスピーディに予測結果を出してくれることは人類のライフスタイルをバージョンアップする上でとても素晴らしいことだと思います

 

nTech(認識技術)を通して観たときに

人工知能を活用する中で『予測結果を元に人間が考えて決定する』のではなく『AIが出した結果です。 それを受け入れてください』というのは問題が発生したときに「最終的に誰の責任になるのか」の曖昧さや

どういったプロセスで出した予測結果なのか不透明な中で人工知能の予測を完全に信じるのはリスクが高いと思いました

 

「正義か悪か」 といった『わかりやすい対立構造の情報』に一人ひとりの意識が飛びつきやすい昨今

人工知能が出した結果がすべて「正しい」と規定して受け入れてしまうと人間の考える力が退化し、映画マトリックスの世界と同じように最終的に人工知能が人間をコントロールしエネルギー源として電池化する状態になる可能性がないとは言えません

 

そうならない為にも人間の考える力やリーダーシップ能力やチームプレーの向上に宇宙の外(脳の外)のイメージを活用した新しい技術nTech(認識技術)が日本で開発されています


最後に人工知能が出した結果に振り回されることなく『道具』として人工知能を上手に活用できる人間力、スピーディーな判断能力、そしてイノベーションのバージョンアップが人類に求められる時代に入ってきているのを感じる内容でした

 

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