さとりのこさとこのブログ

新しい技術 nTech認識技術(観術)を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

アニメ カイバ まとめと解析

ある時「可哀想な主人公」とネット上で検索したところ「カイバ」がヒットしました。

カイバ』=脳の記憶を司る「海馬」だとすぐにイメージできましたが、調べてみると2008年にWOWOWで放送されていたアニメで文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞も取っており未だに評価も高い作品で気になって観てみました(※ネタバレありです)
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記憶が蓄積できる世界。肉体が滅んでもより良い体「ボディ」へ移し替える

嫌な情報は消去し、楽しい記憶はダウンロードできる。しかしそれは上流層に限られた


世界は分かれており電解雲(デンカイウン)の上に住む人たちはお金持ち

それ以外は「下月(ガゲツ)」に住む人たち

下月から雲の上に上がろうとする人たちは記憶がなくなってしまう

この世界を統治するワープ王は「人間の記憶を蓄積する方法」を発見し広めた。その方法によりお金持ちは「ボディ」を手に入れ生き続け、下に住む人たちは「ボディ」や「記憶」を奪われるものとなった


①主人公の『カイバ』は記憶をなくしていた

カイバは体の真ん中が空いている「特殊なボディ」でなぜか命を狙われていた
下月で出会った一想団(いっそうだん)の幹部『ポポ』の提案でカイバは命を狙われる原因である「特殊なボディ」を女性に売ることになった。カイバの記憶は「簡易型ボディ」に移され、宇宙船での旅が始まった


②惑星トト

カイバはこの惑星で『クロニコ』という少女と出会い、彼女は苦労している家族のために自分の「ボディ」が高く売れることを喜んでいた

クロニコの記憶は家族の元に返してもらう話だったが「ボディ」を売りたくないと心変わりする懸念から商人はクロニコの記憶を空に捨ててしまった

「クロニコのボディ」を受けっとった業者は「ボディ」をイマイチと判断しゴミ置き場に捨てた

捨てられた「クロニコのボディ」にカイバが入り業者とひと悶着あったが宇宙船の保安官男性『バニラ』に助けられ、宇宙船に戻り色々な惑星を回る旅を続けることになった


③惑星ロロ

記憶タンクのある星。旅行用ロケットが壊れた老夫婦が心配で声をかけにいったクロニコのボディに入った『カイバ』と男性ボディに入った『ネイロ』が出会った

ネイロは反社会組織一想団員の使命として記憶タンクの爆破目的でこの星に来ていた為、テロリストと交流しているカイバは公安に目をつけられてしまう

宇宙船保安官バニラはカイバをかばい、次の惑星ネネの海底都市に逃亡するがバニラの上司によって追い詰められ、2人も「ボディ」を失った


④ワープ王

貴族階級の『ジャクチュウ』は『ワープ王』を呼び出し、自分が集めたのワープ王のコピー「ボディ」コレクションを見せた

ジャクチュウは「穴の開いた特殊なボディ」を見つけたことでワープ王は跡継ぎが作れないこと。ワープ王のボディは2000体に1体だけ「特殊なボディ」が生まれることを知ったようだった

今君臨しているワープ王は偽物で、本物のワープ王は「特殊なボディ」に入っていた記憶を失っているカイバだった

偽物の王は色々知っているジャクチュウが邪魔で抹消しようと動いた


⑤反社会組織 一想団のリーダー『ダダ』

一想団の幹部ポポはリーダーの力を借りずに自分と仲間だけでワープ王を倒せるのではないかと思い『ダダ』に反旗を翻す

リーダーのダダは実は3体おりワープ王のコピー出来損ないだった

ポポたちはダダについて遺跡に向かうと2000年前に残された超科学の集合体があり、ワープ王のコピーたちが逃げてきた場所だった

そこには『伝説の植物カイバ』があった


⑥『ネイロ』の記憶

ポポは自分がリーダーになると偽物の王と本物の王で記憶を失ったカイバの両方を倒すことを決断する
偽物の王を早々に始末すると「打倒ワープ王」と先頭を切ってネイロを向かわせるが

一想団の一員『キチ』から「ネイロはカイバと愛し合っていたが自分がポポの手下になってからポポを愛しているかのようにネイロの記憶を改ざんした」とネイロに告白した。しかしネイロはポポに促されカイバを撃って倒してしまった


⑦『カイバ』の名前(回想)

空から落ちてきた男をネイロが助けた。男は記憶喪失だったが新しく入ってきた情報に関しての記憶力の良さにネイロは『伝説の植物カイバ』と同じ名前『カイバ』と付けた

ある時カイバは自分がワープ王であることを思い出し城に戻ってしまう

お互い忘れらないカイバとネイロは2人は再開するが、城で警備兵に見つかりカイバは仕方なくネイロを撃った。カイバは急いでネイロのボディと記憶をかき集め再生させた

カイバは腹違いの兄弟が6人いて父の後継者選びでおかしくなったこと

母から毒を盛られたが生き残ったこと。カイバの「ボディ」の秘密を母は知っていたが、父は知らなかった。後継者選びでカイバは1人生き残り「王」となったことをネイロに話した。

ネイロはカイバに生きる希望をもってもらうためにカイバの家族の記憶を探し出し伝えようとしたが、偽物の王によって2人とも城から下月に落とされてしまった

2人が空から落ちてきて水辺に倒れていたところをキチが発見し、ポポの指示で2人の記憶を改ざん

ポポがカイバは殺そうとしたが「特殊なボディ」であるため難しく、カイバの記憶が無いのをいいことに女性へ「特殊なボディ」を売る提案をしたのだった

キチがネイロの記憶について話をしているときに『カイバ』が生き返った

「私はワープ王。この醜い世界の王なのだ」記憶も戻り、急いで城に戻っていった


⑧『ポポ』の君臨

偽物と本物のワープ王を倒した後、ポポはこの世界の王になるため一部の仲間と共に城に向かった

城にたどりついた時『伝説の植物カイバ』が人の記憶を食べてどんどん大きくなり、制御できない状態であることが判明した

ポポは「伝説の植物に飲み込まれ一つになることが進化だ。人類の救済にもつながる」と発言し仲間から信頼を失った

一想団がもめている間に生きていた偽物の王が現れ、城や人の記憶を破壊し始めた


⑨本物のワープ王

カイバが城に辿り着き、偽物の王を倒すがこの戦いの最中『チビワープ』が誕生した

チビワープはカイバが守ろうしている世界を否定し、ポポと同様に『伝説の植物カイバ』に食べられ人類が進化することを提案した

先が見えない絶望の中、ネイロはカイバの記憶を探し出しカイバのお母さんが毒を飲ませた理由は「権力闘争から逃すためだったこと。本当は愛されていたこと」を伝えた

カイバはネイロにあうまで何もない人生から変わることができた

ネイロがいるこの世界を救うために植物カイバに自分の記憶を食べさせて倒し世界を救った

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このアニメは文字で表現するのはかなり難しいと思いつつ、現代に精通する内容であると感じたのでブログに掲載してみました

 

人間の記憶を「記憶チップ」に入れる技術が開発され、肉体の死が人間の死ではなくなり、便利にはなったものの人間のモラルの欠如から記憶チップやボディの売買や記憶の改ざん、記憶チップの窃盗と混沌とした世界の物語です

 

「体」=「自分・個人」ではなく、自分自身をどう思うのか「アイデンティティ」に関わる部分を独特なアニメの表現しているのでぐっと引き付けられるものがありました

 

物語で印象的だったのが、一想団の幹部ポポは当初団体のために忠誠心を誓っていたのが、権力を得た瞬間に家族や幼なじみと自分さえ幸せであればいいと『個人の欲求』に支配され、回りが見えなくなったことです

 

ポポが世界のトップになった時に心の中にあったビジョンは社会変革や人類に対しての世界平和ではなく『家族との幸せ成功』の範囲であったことがわかったと言えます

 

チップの技術革新というところでここ数年、「個人情報を認識するためのマイクロチップ埋め込み」や「中国では開発した制服に子供の行動を監視するためのICチップが両肩に埋め込む」等のニュースを目にすることがありました

 

新しい技術を人類がどのように使うのかによって技術、社会よ発展と人が豊かに暮らせるかどうか良し悪しも決まってきます


そこで言えることは「人間一人ひとりの判断基準のバージョンアップ」しかありません

 

私が日常で応用・活用しているnTechは今までの人間5感覚と脳の結果体で判断してきた世界から脳の外のイメージを活用した新しい知識生産可能とする技術です


人間一人ひとりがもっている「人間の脳の仕組みの理解」「認識している世界」の理解をすることで人間性能のバージョンアップが起き、技術や商品に振り回されない生き方に変化することを目指しています


最後にこのアニメを手塚治虫氏や銀河鉄道999松本零士氏のような雰囲気のアニメだという表現をされることがありますが、私は湯浅監督が1960~1970年代に活躍された漫画家への尊敬の念を込めたオマージュ作品だと感じました


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2019年 明けましておめでとうございます

2019年の干支は己亥(つちのと・い)です

 

60年に一度やってくる干支で60年前の1959年は今の天皇が皇太子だった時代に美智子様とご成婚された年でした

 

干支について詳しくはWebで陰陽五行で検索してみると色々出てきますが

土(己)と水(亥)の組み合わせで

相克(そうこく)相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係だそうです

土が水を濁したり、水を吸ったりせき止めたりするはたらきを表しています


土と水の関係性と同じように何事においてもバランスを見て行うことが大事で、偏りが生まれるとバランスを崩しかねない年でもありそうです


ブログを始めて4年目に入り『何のためにブログの記事をアップするのか』の意味を考えたり『どんな記事をアップしたらいいのか』悩んだりすることもありますが、読んでくださる方がいる間はできる範囲で頑張って行きたいと思います

本年もよろしくお願い致します


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2018 MerryChristmas

平成最後のクリスマスになりますが、皆様にとって今年はどんな一年でしたでしょうか


今年一年を表す漢字は『災』でしたが


年始からパワハラ問題や天災、国と国との関係性を揺るがす問題や年末の日産ゴーン会長の逮捕と激動の一年だったように感じます


昨年はAIの進化が進み、人間の仕事が奪われる可能性があるといったニュースから


今年は組織のあり方が問われる出来事、ニュースが多かったように思います

 

時代の変化と共に今までの資本主義でのやり方では限界を迎えている今

 

これだけ変化の激しい時代を生きていく上で、私たち一人ひとりにとって大切なこととは一体何なのでしょうか


それはどんな条件、状況、環境においても


一人ひとりのアイデンティティー、判断基準がしっかり立つこと


自分自身で判断して行動できること


それがとても重要な時代に突入すると実感しています


最後に皆様にとって良いクリスマスでありますように

※ブログを書くときに気持ちが2019年になっていたようで、一年早い西暦でイラストを描いてしまいました

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人工知能 天使か悪魔か 2018  未来がわかる その時あなたは まとめと感想

警察が指示を受けているのは人工知能

麻薬発見の予測が的中したり

人工知能は自然界の天候の不確実も予測できる

今では天候に左右されやすい航空会社やメジャーリーグからの要望 も熱い

そして寿命も予測できる

誰に移植したら長く生きられるのか

未来が未知ではなくなってきた

 

①天候を予測

2018年7月上旬、西日本豪雨に対して人工知能を取り入れている「ウェザーニュース社」が
気象庁」よりも早く的確に天気を予測しました

3年分の雨雲のパターンを導き出し、 今の雲のパターンを当てはめて予測

因果関係がはっきりしていなくても人工知能は回答をしてくれる。250m四方で予測が可能なのです


②犯罪の予測

ネブラスカ州の警察では人工知能を使ってこれからおきる犯罪の「時間」と「場所」を特定

犯罪予測の人工知能を作った「Azavea社」 は現在12か所の警察が利用しています

「時間」「天気」「月の満ち欠け」から判断し、 犯罪の高い地域と低い地域を人工知能が判別して警察に指示が出されます

指示があった場所は昼間のマーケットで普段は犯罪 と縁遠い場所でした

警察がそこに向かうと登録が切れている車が走っていて、運転主は麻薬を使用していたのです。

「暴行」「窃盗」「麻薬」 人工知能の指示通りに動くことで犯罪率は大幅に減りました

ただし、人工知能の予測がいいことばかりではありません

 

③未来の犯罪者予測

アメリカのTV局はまるで映画の「マイノリティ・リポート」 のようだと報道した

人工知能は「犯罪」に対して関わりそうな人物をリストUPし、 1)~3)にそれぞれに点数を付けた


1)実生活
2)インターネット
3)人間関係

 

40万人をリスト化し、誰を優先してマークすべきかを教えてくれる

ただし人工知能は「加害者なのか、被害者なのか」は示さない。そしてこれから犯罪に関わるかまでは人工知能は予測はできない

ある人物は「友人が亡くなった」ことで「未来の犯罪者」 と決めつけられた

ある日突然、警察が家に来てマークされていることが近隣住民に知られてしまい引っ越しを余儀なくされました

アンドリュー・ ファーガソン教授は「人工知能がどのように予測しているのか不明で容疑者予備軍を作っている」と警鐘を鳴らしています

 

東京では約25万台ほど防犯カメラが設置されており人工知能を搭載しようと計画

不審な動きを警備会社に連絡し、犯罪を未然に防ぐ。警備モデルの大きな変化を迎えようとしています

 

④あなたの寿命を予測

アメリカの心臓移植。現在ドナー3,000人に対して、移植希望者は4,000人

移植優先度の高低がわかる人工知能UCLA病院が開発しました

移植しなかった場合と移植した後の生存率の上昇率を見る人工知能で30年分のデータを人工知能に学習させ移植をしたことで患者が健康に回復できるのか人工知能が予測するのです

患者のデータを事前に取り込み、移植の成功率を医者が回答します

ある患者はデータの結果から上昇幅32.5% で他の患者より低いため人工知能の見解として移植は望ましくないと医者は回答しました

断られた患者は元の生活に戻るためにどうしても移植が必要だったので結果に納得出来ませんでした

医者にとって人工知能ブラックボックスですが患者を生かすためには必要なデータなのです

心筋梗塞で年齢が70歳以上のため移植を1年以上断られていた患者が人工知能の結果によって上昇幅が42% であることが判明し、移植を受けることができました

人間が持つ偏見を人工知能が取り除いてくれたのです

人工知能の結果によっては人の運命を残酷にも決定してしまうのです

 

アルツハイマー

アルツハイマー病を検診する際に

「正常」「MCI(アルツハイマー予備軍)」「アルツハイマー」と3パターンで分けて診断していました

今までアミロイドβがたまっていてもアルツハイマーにならない人もおり、どのようにアルツハイマーになるのか謎でした

しかし人工知能に「MCI」「アルツハイマー」 200人分の脳のデータを覚えさせ、アルツハイマーを決定する9ヶ所を見つけることができたのです。

人工知能によってアルツハイマー病を今までより3年早く診断できるようになりましたがアルツハイマー病を止める治療法は開発されていません。現段階では患者に伝え絶望することを避ける上で『結果』は伝えてはいないのが現状です

「あなたは自分の未来をどこまで知りたいですか?」

 

⑥婚活にAI導入

婚活サービスに登録した内容を元に「どんな結婚を望むのか」「 休日をどう過ごすのか」
その人の特定のパターンを人工知能で解析し、1,600パターンから似たパターンを発見し「 最適なパートナーを見つけ出す」

人工知能が「なぜそのカップルを選んだ理由」は示しません

 

未来が未知のものではなくなっていく

私たちの幸せの形が変わっていく

皆さん心の準備はいかがですか?

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人工知能が過去の膨大なデータを分析してスピーディに予測結果を出してくれることは人類のライフスタイルをバージョンアップする上でとても素晴らしいことだと思います

 

nTech(認識技術)を通して観たときに

人工知能を活用する中で『予測結果を元に人間が考えて決定する』のではなく『AIが出した結果です。 それを受け入れてください』というのは問題が発生したときに「最終的に誰の責任になるのか」の曖昧さや

どういったプロセスで出した予測結果なのか不透明な中で人工知能の予測を完全に信じるのはリスクが高いと思いました

 

「正義か悪か」 といった『わかりやすい対立構造の情報』に一人ひとりの意識が飛びつきやすい昨今

人工知能が出した結果がすべて「正しい」と規定して受け入れてしまうと人間の考える力が退化し、映画マトリックスの世界と同じように最終的に人工知能が人間をコントロールしエネルギー源として電池化する状態になる可能性がないとは言えません

 

そうならない為にも人間の考える力やリーダーシップ能力やチームプレーの向上に宇宙の外(脳の外)のイメージを活用した新しい技術nTech(認識技術)が日本で開発されています


最後に人工知能が出した結果に振り回されることなく『道具』として人工知能を上手に活用できる人間力、スピーディーな判断能力、そしてイノベーションのバージョンアップが人類に求められる時代に入ってきているのを感じる内容でした

 

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1日の終わり

燃えるような赤と深い暗闇の間(はざま)

 

 

『今日も1日が終わる』

 

 

あの間(はざま)を止めることが出来たら

 

 

もっとわくわくすることが続けられるのに

 

 

宝石箱をひっくり返したような輝く夜空に

 

 

後ろ髪を引かれる思いを残して

 

 

子供たちは家へと帰っていく

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【解説】
夕方の写真ばかり撮ることが多く、ふと『空の色のグラデーションが変わるタイミングの夕方が好き』だと気づき、ポエムにしてみました。

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blogを読んで頂きありがとうございます。
blogを始めて先日アクセス数が累計25,000PVを超えたので、初心に戻りポエムにしました。

 

今年に入ってからは日本だけではなく、海外に住んでいる方からも太宰治人間失格 あらすじ・まとめ」を含めこのblogにアクセスして下さることが増え、blogを更新する上で励みになっています。

最近印象に残ったこととして「第100回全国高校野球選手記念大会」の大阪桐蔭金足農業の試合です。

 

「甲子園で優勝する」という目標に向かって明確な意思を持って行動する球児たちの姿勢・態度が

それぞれの学校・地域、さらに日本全国の人たちを感動させることかできる。

今スポーツ競技の中で組織・選手の在り方が問われるような事件や問題が多発していますが

「第100回全国高校野球選手記念大会」

はとても希望を感じる出来事でした


最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。
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2018年 暑中お見舞い申し上げます

今年はフェーン現象の影響で『災害』レベルとも言われる暑さを経験していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか


今年のはじめに『2018年の干支は戊戌(つちのえ・いぬ)』良いこと、悪いことがはっきり分かる年という話をBlogに書かせてもらいましたが

学校法人やスポーツ団体内で今までの体制に対する内部告発や官庁や企業での収賄問題

更には多くの災害による国や各地方での対応やあり方など

未だかつて経験したことがないぐらいのスピードで自然や社会の変化が起きているのを感じる日々です


私のBlogは『人間とは何なのか』『現実とは、社会の仕組みとは何なのか』というテーマをベースに

過去の書籍や気になった出来事をまとめと観術(nTech認識技術)の解析をしながら記事にしていますが、これからも出来る範囲でBlogを更新していけたらと思っています

 

最後に、これから更に暑さが厳しくなる季節ですので、熱中症には気を付けてお過ごしください

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手塚治虫 【ドストエフスキー 罪と罰】 あらすじ・まとめ 無差別殺傷事件 心理考察

今年に入ってから無差別殺傷事件が多発していると感じる日々ですが、最近、過去に実在した連続殺人犯を元に書かれた手塚治虫氏の「ペーター・キュルテンの記録」を読む機会がありました

話の構造が手塚治虫氏が65年前にドストエフスキーの小説をアレンジして書いた「罪と罰」と通じるものがあり、改めて読み直してしてみることにしました

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この物語は革命前夜の帝政ロシアにおいて退廃と貧困に明け暮れたペテルブルグの町で起こった

ある一つの犯罪事件にまつわるエピソードである

旅人はその町で見た

ハダシの子供たちと酔っ払いと売春婦の群れ

みんな何かを期待し、そして絶望して暮らしていたのである


その町をある日、夢遊病者のように歩いて行く少年がいた

その少年がこの物語の主人公なのだ


①少年の犯行

お金に困った少年は質屋の老婆にお金を借りに行くが質に入れる品を安く買いたたかれ、一旦引き上げた

質屋の鍵穴から部屋をのぞくと老婆は大量のお金を持っていた
一生懸命働いても貧乏で恵まれず、勉強したくても貧乏で出来ない人もいる

世の中にはなんの役にも立たないのにお金がうんとある人もいる

質屋の老婆は生きていたって役には立たない

老婆を殺害することに決めた少年は質屋に向かい、老婆にお金に変える品を持ってきたと告げ、部屋の中に入り、持ってきた斧で老婆を殺害した

犯行を誰にも見られず、証拠も隠滅し、質屋を後にした


②犯人逮捕

質屋がある建物で塗装をしていたペンキ屋が少年が犯行後に落とした金時計を拾って持っていた為、現行犯で逮捕された

警視局ではペンキ屋を犯人として尋問が進められるが判事は慎重に調べるべきだと警視局の総督に意見をした

総督は警視局だけでは限界があるので探偵に依頼をすることにした

判事は警視局とは別行動で事件を捜査していた
判事は自分の親戚に学生がおり、彼が溜り場としている酒場へ向かった

その学生は少年と親友だった。そして判事はある雑誌に掲載されている少年が書いたとされる記事について話だした


③雑誌の論文「天才について」

あらゆる人は「普通の人」と「天才」に分けられる

「間抜け」とは普通の人のことだ

「普通の人」とは世間一般の人のことである

ナポレオンやヒットラースターリンアイゼンハワーなどは「天才」なのだ

この人たちは普通の人たちを従えて戦争をしたり政治をしたりしている

つまり天才は何をしてもいいのである

例えば、どんなに人を殺してもそれが「世の中を立て直すため」ならしてもいいのだ

普通の人たちは絶対にこの「天才」たちに従わなければならない

そして「天才」は古い世界から新しい世界を作りだすのである

しかし、普通の人たちは一時は天才たちの新しい仕事をわかってくれないだろう

そして、その人たちを殺してしまうだろう

しかし次の時代にはその人たちは人々から崇められるだろう


④判事と少年

判事は学生のツテで少年に会わせてもらうことになり、少年宅へ向かった

その頃、犯行に及んだ少年は自宅に帰ったが、老婆の財布を持ってきてしまい、隠し場所に悩んでいた

そして財布を外の石の下に隠し、証拠を隠滅した

家に帰ると判事と学生が来ていた

判事は論文を読み「世の中なんでもやっていい天才がいる」ということかと少年に質問をした

少年はあくまで仮説。それが世の中をよくすることになるならと補足した
判事は天才の特徴について質問し、少年が見かけは普通の人と答えると


判事
「それは困りますね。天才でもない普通の人が自分のことを天才だと思い込んで勝手なことをはじめないでしょうか?」

少年
「鋭い質問ですね。天才でもない人間がそれをやると罪になります。罰がきっとくるでしょう」

判事
「天才には罰が来ないのですか?」

少年
「罰なんてものはその天才が作って決めるんです。だから来るはずがありません」

判事
「あなたは自分が天才の一人だとお考えになったことはありますか?」

少年
「君は僕を犯人だと思っているね。調べるなら正式に調べたまえ!」


少年に対して会ったばかりで失礼な態度をする判事を見て学生は慌てて判事を連れて部屋を出た


⑤母からの書留

少年は母から来た書留を開けると大金が入っていた

同封されていた手紙には妹が地主宅で家庭教師をしていたが地主さんが殺害される事件があり、家庭教師を辞めたこと

あるお金持ちから妹を嫁候補として仕事を手伝うように依頼があり少年のいる町に向かうのでお金持ちの人と会ってほしいと書いてあった

 

⑥真犯人

少年がカフェで新聞を読んでいると、新聞に載っていた探偵が同じカフェにいた

そしてペンキ屋が犯人ではなく死体を見つけた第一発見者が犯人だと話いるのを聞いた少年は自ら「自分が犯人です」と探偵に名乗った

探偵はびっくりして、通常犯人はビクビクしているし、取ったお金はパパッと使うものだと言った
少年は自分が犯人だったらどうするのかと聞かれるとお金は空き地の石の下へ隠すと答えた

そして「もし僕が犯人だったら」「僕が犯人と言いたかったんだろう」と詰め寄ると探偵は慌ててカフェを後にした


⑦馬車にひかれた役人

同じカフェで酔っ払っていた役人は売春婦をしている娘が稼いだお金で飲んだくれていた

まともに歩けない様子の役人に少年は肩を貸し、店の外まで出してあげたがその後、役人は馬車に引かれて死亡した

別れたばかりで死亡した役人の身元について警官が訪ねているところへ少年が出くわし、役人の亡骸を自宅へと運ぶことになった

少年は母が送ってきた大金を役人の葬儀に役立てて下さいと役人の家族に渡していると

騒ぎに駆け付けた同じ建物に引っ越してきたばかりの人物が妹を嫁候補にと話を進めているお金持ちであることがわかり、この場で顔を合わせてることになった


⑧殺人事件の犯人確定

少年の母と妹がお金持ちとの縁談の件で上京し、少年の家に着いていた

たまたま学生も少年の家に来ており「例の殺人事件の犯人がペンキ屋で決まった」
「判事が少年に会いたがっている」と伝えに来たのだった

翌日、お金持ちと少年家族が食事会が開かれた

お金持ち
「妹の為に出した大金を売春婦の為に使った。少年から侮辱を受けた」

少年
「あなたこそいい加減だ。売春婦にやったなんて。車に引かれた死んだ役人の家にやった」

そんなやりとりが続く中でお金持ちからは

「妹を貧乏人の中から引き上げてあげようと努力したのにお金も使って大損した!」

お金持ちの本心がわかり、少年家族は早々に引き上げた


⑨役人の通夜

通夜の後日、少年と役人の娘はたまたま外で出会った

少年「売春婦をやめることはできないのか?」

娘「私たちが生きていく為には必要なこと」

少年「どんなに世間から軽蔑されてもこれを続けていくのかい?」

娘「神様が守ってくださっています」

少年「ありもしない神様にね」

そんなやりとりをしていく中で少年は娘の足元にすがった

少年「僕は世の中のあらゆる苦しみにこうやって頭を下げたんだ。君もお父さんも誰も彼も、その苦しみに飛び込んで行っている。僕もどうしたらそのようになれるのか教えてほしい」

一通り話をした少年は判事の元に行った後、再び娘に自分の苦しみを打ち明ける約束をした


⑩判事

少年は判事に会いに行った

判事は少年の部屋を2回ほど捜査したこと、証拠が出なかったこと、判事は犯人がその内向こうから引っかかってくると思い待つことにしたと少年に告げた

学生から『ペンキ屋が犯人に決まった』と伝えたのは判事の戦略でそれが世間に広まると犯人はウズウズしてその訳を聞きに来るはず
判事はペンキ屋が犯人ではないことははじめからわかっていた

犯人は少年だと知っていた。ただ証拠がないから捕まえられない。だから自首するのを待っているのだと告げると少年は罪があったとしても自首はしないと答えた

判事からは「どこまで偉大になろうとしているのか、それこそが卑怯。自首することが偉大じゃないですか。あなたにはすがすがしい空気と落ち着いた暮らしが必要だ」と言われた


⑪民族解放戦線

少年が判事の元を去ると少年の論文を読んだと言う男から声をかけられた

「この腐れ切った世の中を立て直す民族解放戦線の同志として仲間にしたい」と持ち掛けられたが、少年が断ると男に追いかけられ、男は少年の妹が家庭教師をしていた地主を殺した犯人だと名乗ってきた


男「あんなお金持ちは制裁していいのだ」

少年「制裁?誰の許しで?」

男「僕の許しで。正しいことをした」

少年「君は英雄のつもりか。英雄がうじゃうじゃいてたまるか」

男「協力してくれないなら反動者として制裁するのみ」

男は少年を銃で打ち、少年は左肩を損傷した


⑫少年の苦しみ

少年は傷を負いながら役人の娘のところに向かった

娘に傷口を手当てしてもらいながら「自分が老婆を殺した」ことを伝え、話を続けた

少年
「僕はこの腐れ切った世間を目覚めさせるには僕が何かして見せなきゃならない。それであんなシラミみたいな老婆一人を殺してもと思った」

娘からはそんなこと人間の決めることではないと言われた

その時「警官どもは石と角材でぶち殺せ!勝利は我々が戦闘に立ってこそ勝ち取れるんだ!」と町では学生の暴動が起きてた

少年は学生の暴動を目の当たりにした時に

「僕のように自分を英雄だと思っている奴が何人もいるんだ。さっきの男もその一人。
誰も彼も英雄だと思い込んで勝手なことをやっているだ!!」と気が付いた

役人の娘からは町の広場で大声で「犯人は僕だ!!」と言った後に自首するように促された


暴動が起きる町の広場のど真ん中で少年は

「お金がほしいために、金貸し老婆を斧で殺したのは僕だ!!」と叫んだ後、判事の元へ向かった

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ドストエフスキーの「罪と罰」自体は1866年。150年以上前に書かれている長編小説ですが

その当時の出来事を調べて見てみると日本では『薩長同盟の成立』や『ロシア皇帝アレクサンドル2世の暗殺襲撃事件』『プロイセンとオーストラリアの普墺(ふおう)戦争』が起きたりと世界的に不安定な時代だったと見ることもできます


今の時代「なぜこんな犯罪、事件」が多発するのかと「罪と罰」を通して考えてみたときに犯罪者の心の状態がわかりやすく表現されている小説であることがわかります

 

シンプルにまとめると①~④です

①どんな形であれ、社会システムに適合できなかった

②適合できなかった社会システムに対して、自分ができることを考える

③適合している人達への破壊行為。変わることのない社会体制・秩序への報復

④破壊行為をした結果、この社会システムが不完全であること。自分が正しかったことを証明する


人道的に考えた時に「なんでそんな酷いことができるのか」と思いますが

この内容をまとめる中で自分が社会不適合者だと認識している人は普段から人との関係性が作りにくく、さらにその人の個人の中で出来上がった「この考えに至った自分は天才だ」「自分は絶対に正しい」と思った考えに一点集中して行動している為、破壊行為の実行に移すことが多くなりやすいと感じました


観術の創始者Noh Jesu氏が以前「人間の考えはダイヤモンドよりも固い」と話していたことがあります

ダイヤモンドよりも固い「人間の考え」を変化させようとすると相当な時間がかかりますし、社会や人間は変わることができないと思った瞬間、人によっては破壊行為に及ぶこともあります

 

そのダイヤモンドよりも固く固定された人間の考えをリセットし、自由自在に自分が考えを編集デザインできる「ZERO化」する技術(nTech認識技術)がすでに日本で開発されています

 

これからは自分自身の考えに振り回される人生から卒業し、ZERO化技術を応用活用した人間力、人間関係力が必要とされる時代に突入します

 

最後に今までの社会システム構造が限界を迎えている今

新しい技術への理解、開発、社会の発展がこれからの時代に生きる私たち一人ひとりにとってとても重要になると感じています
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罪と罰

罪と罰