さとりのこさとこのブログ

新しい技術を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

2021年 明けましておめでとうございます

2021年の干支は辛丑(かのと・うし)です。

60年に一度やってくる干支で辛は陰の金。丑は陰の土で相生は土生金。

webで検索してみると色々出てきますが、辛丑は変化が生まれる年。新しいことにチャレンジするには良い年のようです。


このblogを始めて6年目に入り、今回で一区切りとしてブログの更新は終了にしたいと思います。つたない文章ながら読んで下さる方がいることを励みになんとか更新を続けることができました。


今まで読んで下さった皆様に感謝致します。今後はこのblogとは別の形で何か表現できたらと考えています。

本年もよろしくお願い致します。


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2020 Merry Chistmas

2020年はコロナウイルスの影響で仕事は出勤から在宅勤務。買い物は最低限必要なものを中心に購入。 外食は少人数での会食。旅行は平時と比べると自由に行けるタイミングが減り、私たちの日常のライフスタイルが一変した一年だったと思います。

 

コロナウィルスの影響でまだ厳しい状況が続くと思いますが、 最後に皆様にとって良いクリスマスでありますように。


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アフターデジタルとフードテック革命 ユーザー体験中心の新時代へ

2020年に入りDX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を耳にする機会が増えたこの頃。「アフターデジタル2 UXと自由」と「フードテック革命」を読む機会がありました。

 

世界全体がDXにシフトチェンジしていることがよくわかる二冊です。

 

今まで日本のデジタル社会についてあまり考えることはありませんでしたが、中国やインドでは電子決済が広まったことによる早いスピードでDXが起きていること。

 

日本の縦割り組織が想像以上に足かせとなり新商品の開発をするにも時間がかかりすぎて日本のDXが遅れているもののUX(ユーザー体験)を中心に置いたOMO(オンラインとオフラインの融合)の実現に向けた動きをしている日本企業の増えはじめていることは希望でもあります。

 

私たちのライフスタイルが大きく変化しようとする時に将来どんな社会になるのかイメージしやすい内容の本でした。


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ふつうってなんだろう

ふつうってなんだろう

 

 

みんなと一緒の行動をするのがいい

 

 

あの人は人と違う行動をするから近寄らない

 

 

まわりから見て友達がいないのは恥ずかしい

 

 

ふつうの幸せが欲しくて

 

 

他人や世間に合わせた結果

 

 

本音を言える人が誰もいないことに気が付いた

 

 

ふつうってなんなんだろう

 

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【ポエム解説】
今年はコロナウイルスによって日常が大きく変わりました。今まで当たり前だった日常生活ができなくなり、普通ってなんなのか頭の中でグルグル巡った時に書き出したものです。

条件が揃っていることで初めて普通に過ごせる訳で、条件が崩れた時に「普通に過ごすこと」は実は簡単ではなかった!と今更ながら気が付きました。

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blogを読んで頂きありがとうございます。
blogを始めて先日アクセス数が累計40,000PVを超えたので初心に戻りポエムにしました。

 

今年はコロナウィルスの影響で家に籠ることが多くなり時間があればなるべく読書することを心がけていました。今年読んだ本の中で印象的だった本が二冊あります。

 

一冊目は精神科医の井上祐紀さんの「10代から身につけたいギリギリな自分を助ける方法」

 

自分のつらい状況を思考、感情、行動、体の反応等に分けて分析する方法や相談窓口が書かれており、10代の頃にこんな本があったら良かったなと思った本です。

 

二冊目は直木賞候補にも上がった窪美澄さんの「トリニティ」

 

1960年~1970年代に働いていた女性の「価値観」「ライフスタイル」をベースに書かれた小説です。50年以上前の女性の幸せ、成功が今の時代になってもそのまま変わらず残っている為、生きる上での息苦さの根本原因がわかったような気がします。

 

本を通して、これからの時代の幸せとはなんなのか、新しいライフスタイルを構築する上で必要なことは何かを考える良いきっかけになりました。


最後にポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。


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2020年 暑中お見舞い申し上げます

今年はコロナウイルスの影響により夏本番に入ってもマスクを付けての生活が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

ポストコロナ時代に向けて「ニューノーマル(新たな常識)」という言葉で社会での働き方や生活スタイルの改革が求められるようになりました。

 

最近ニュースを見ながら日本人って凄いなと思ったことは、一人ひとりが手作りマスクを作成したり、店舗ではビニールで仕切りを作って対策をしたり、日々のこまめな手洗いや消毒。巣籠もりに対しての新しい楽しみ方の開発や工夫をするところです。なかなか他の国ではない現象だと思います。

 

有事が発生した際の日本人の対応能力の高さを改めて感じると共に、今回コロナウィルスの問題が発生したことで個人・組織・国のコミュニケーションのズレを多く感じるようになりました。これからの時代、問題解決するためのディベート能力開発の課題が顕在化されたようにも思います。

 

最後に熱中症には気を付けてお過ごしください。


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戦争プロパガンダ10の法則 なぜ人々は疑わずに戦争プロパガンダを受け入れるのか

今年に入ってから「プロパガンダ」という言葉をよく目にするようになりました。

プロパガンダはwebで調べれば出てきますが特定の思想、世論、意識、行動へ誘導する意図を持った行為です。

2020年に入り朝鮮半島では北と南で緊張状態が増していますがプロパガンダとは何なのか。なぜ戦争が起こるのかの基本構造を理解したい気持ちもあり、この機会にアンヌ・モレリ氏の「戦争プロパガンダ10の法則」を読んで見ることにしました。

この本の中ではシンプルに①~⑩の項目で
戦争プロパガンダを説明しています。

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①我々は戦争をしたくない

敵国がせめてきたから仕方なく正当防衛として戦争を始めると宣言する。

 

②しかし敵側が一方的に戦争を望んだ

敵国が宣戦布告をしたことで戦争が始まってしまった。相手側に責任があるという論理展開。

 

③敵の指導者は悪魔のような人間だ

敵国の指導者を悪魔に仕立て注目を集める。敵の具体的なイメージを国民に示す。

 

④我々は領土や覇権のためではなく偉大な使命のために戦う

国の野望を出すと国民から拒否される可能性が高いので高尚な目的のために戦うと信じ込ませる。

 

⑤我々は誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為に及んでいる

敵国だけが残虐な行為をしている。自国の軍隊は国民や他国を救うための活動をしていると信じ込ませる。

 

⑥敵は卑劣な兵器や戦略を用いている

敵国の残虐性を強調するため自分たちが使用しない兵器だけを「非人道的兵器」として非難する。

 

⑦我々の受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大

状況が不利な場合は自国の被害・損失を隠す。敵国の被害を誇張して伝える情報戦に入る。

 

⑧芸術家や知識人も正義の戦いを支持している

人々の心を動かすために感動を呼び起こすのが得意な職業である芸術家や知識人に頼り、この戦争は聖戦であることを印象付ける。

 

⑨我々の大義は神聖なものである

自国に有利に働くときだけ、戦争は宗教的な意味合いを帯びる。人々に戦争の神聖さを強調し戦争に関わる方向性に持っていく。

 

⑩この正義に疑問を投げかけるものは裏切り者である

これは正しい情報なのかと国のプロパガンダに疑問を投げる者は裏切り者扱いされ排除される。

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戦争プロパガンダの法則の歴史は古く、今の時代も繰り返し使っていることを初めて知りました。

①~⑩の項目を当てはめて戦争に関する情報を見てみると、それぞれの国の表現は若干違うものの同じテンプレートで宣言されているのはよくわかります。

ほぼ同じテンプレートであるにも関わらず、流れてきたプロパガンダの情報が「正義と悪の対立構造」だと自分の国がやっていることは聖戦で攻撃は正しいことなんだと信じやすい。シンプルなストーリーの方を選択しやすい人間の思考パターンをうまく活用していると思いました。

 

本の最後の方には情報をそのまま鵜のみにせずとりあえず情報を疑ってみることと書かれていました。

現代の情報社会において、その情報が本当に正しいのか、それとも作られたフェイクニュースなのかの判断する力が、今の時代に生まれた一人ひとりにとってとても重要なスキルになってくると感じている日々です。


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映画【復活の日 Virus】 小松左京 あらすじ・まとめ 新型ウイルスとどう向き合うのか考察

小松左京氏が1964年に発表し、映画化された作品です。

2020年コロナウイルスによるパンデミックが起きました。今起きている現状をこの作品を通して客観的に見ることで日々の行動の変化を生むヒントがあるかもしれないと思い、まとめることにしました。

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新種のウィルス創造のために遺伝子工学的実験研究はすべて世界的に禁止されていた時代。ある細菌研究所からウィルスが持ち出され輸送中に飛行機事故でウィルスが山に落ちた。

 

そのウィルスは生物兵器として開発されていたもので全世界に広がると共に死亡者は増加。

 

感染が広がる中で唯一南極基地にいる人たちはウィルスに感染しないことが分かった。

 

しかし南極基地で生き延びるための食糧も限られ、男女比も人間の尊厳を保ちながら関係性をどう維持していくのか等の問題が発生していく・・・

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今回この映画を初めて観ましたが壮大なスケールの物語で興味のある方は一度見ておいて損はない作品です。

この物語を通して感じたこととして「人は人なしで生きていけない」ということがよくわかりました。

現在、マスク不足やトイレットペーパー等の買い占めの問題等起きていますが、つまるところ手元に資源があったとしても人が孤独な状況におかれた場合、ウィルス感染や死に対する不安や恐怖を取り除くことは難しいです。

 

パンデミックによる『もしウィルスにかかったらどうしよう』という気持ちと向き合いう上で直接的なコミュニケーションが枯渇な時代ではありますがSNSでも電話でもいいので不安を家族・友人と享受しあって安心に変えるコミュニケーションを取ることが不安を取り除く一番の方法だと思います。

 

ウィルスに対する不安・恐怖が解消されることで必要以上に物を買い占めることや多くの人が病院に詰めかける医療破綻を防ぐ手立てに繋がります。

日本では厚生労働省新型コロナウイルス対策について随時更新されています。

中国、アメリカでは新型コロナウイルスのワクチン治療が開始されています。

中国からのマスクの輸入も増加しはじめています。

毎日全世界の新型コロナウイルス情報が流れていますが、まずは客観的に今の状況を判断し、どう行動していくのか。2020年一人ひとりにとって心の平和を作るためのリテラシー能力と判断力の向上が大切な一年になってくることだと日々感じています。


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