さとりのこさとこのブログ

新しい技術を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

会社にいきたくない病

朝、目覚めると身体が鉛のように重い

 

いつもの道を通り

 

鉄の固まりに乗り

 

コンクリートの檻に閉じ込められ

 

自分の尊厳を殺しながら時間を過ごす

 

死ぬこともできないから

 

ただただ生き続けるだけ

 

夜の帳(とばり)が降りるとき

 

世の中の縮図を抱き締めながら

 

明日への不安と共に

 

4cmの扉を静かに閉じ

 

今日も眠りにつく

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【ポエム解説】

いつもの道を歩き電車に乗るとまわりの人たちの顔に覇気がない

そしてある日、知人から『死ぬことも人に迷惑をかけてしまうのでただ生きるしかない』と言われた時にびっくりしました

働く多くの人たちは自分の人生(目的、目標、方向性)と繋がらない職場に所属

そこで同じ方向性に向かって楽しそうに仕事をする人と出会うのはなかなか難しい時代です

今ここ、何のために自分は生きているのか

そして人間一人ひとりの本当の能力の開花とは日本人は『本物のチームプレイができる可能性がある』ことに気がつかないと

『生きる屍』状態の人がどんどん増えて行くのを感じて書いてみました。

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blogを読んで頂きありがとうございます。

blogを始めて先日アクセス数が累計10,000PVを超えたので、今回は初心に戻りポエムにしました。

現在、仕事をしながら合間を縫ってblog更新しています。正直厳しいと思う時もありますが『どんな自分になって何を成し得るのか』あきらめたり、落ち込むことがあっても

常にそこと繋がったところから考えることで前に進むことができる。

 

仕組みを理解することの大切さを実感している日々です。

 

自分自身の『観る視点』がどのように動くのか

 

そして ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。

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映画【ゴースト・イン・ザ・シェル】攻殻機動隊 アニメ あらすじ・まとめ

以前から友人に「すごく良い」とお勧めされていたものの「何がどのように良いのか分からず」今回ハリウッド版の映画が上映されるタイミングで【映画/実写】⇒【映画/アニメ】⇒【マンガ/原作】の順番で見てみることにしました。3つの作品をシンプルに表現すると

 

【映画/  実写(2017年)】

  アニメからインスパイアされた新しい作品 

【映画/アニメ(1995年)】

ある事件を中心に一つのストーリーにまとめた作品

【マンガ/原作(1991年)】

  オムニバス作品

(それぞれのストーリーを一冊にまとめたもの)

その中でも比較的ストーリーがわかりやすい映画のアニメを中心に大まかにまとめてみることにしました。

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【あらすじ】

西暦2029年。外務省の通訳の電脳がハッキングされた事件が起こる。

草薙素子が所属する公安9課が事件を調べていく内に清掃員がゴースト(霊魂)ハックされる事件やメガテクボディ社で勝手に義体が製造される事件が発生。

そこには別の公安部隊が絡んでいること。あるプログラムが事件に関わっていることが徐々に判明していく。

そのプログラムと義体で生きる素子が出会うことで素子の人生に変化が起きていく。

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私が初めて「士郎正宗」氏を知ったのは「ドミニオン」でした。そのマンガの中で

・クローン人間

・うつ(一見、健康そうな人が病院に入る)

・マスクが必要な生活(大気汚染/アレルギー)

今は理解できる話ですが、読んだ当時「???」だらけでした。

 

攻殻機動隊の世界観も

今では世界中の人たちがあたり前に使用しているインターネット「WWW」が1991年に開発され、インターネットウェブサービスが始まったばかりの頃に士郎正宗氏はこんな時代が来るかもしれないと

 

脳科学

・化学

・生物学

・物理学

・哲学

・スピリチュアル

・宗教

・法律

・社会情勢

・兵器

 

ありとあらゆる角度から色々な情報を統合して作られた、かなり時代を先取りマンガで、映画『マトリックス』の監督ウォシャウスキー兄弟がインスピレーションを受けたのも良く分かります。

士郎正宗氏が描いた「電脳ハック」「清掃員の記憶の情報書き換え」「AIの自由意思」の話やさらには素子が「”自分の脳を見た人間なんていやしない”所詮は周囲の状況で【私らしきものがある】と判断しているだけ」と語っていることを通して

 

「体」=「自分」ではなく

「意識・情報」=「自分・人間を作り上げている」

 

今、技術が進歩し、脳の記憶を外部データに入れたり、マイクロチップ人工知能が組み込まれ、人間に移植している人達が約50万人いるといわれています。

『体の範囲だけが自分』という時代が終わりを迎えようとしているとみることもできます。

2017年『この現実がどのようにできているのか』の研究が進みプレートが変わろうとしているタイミングにようやっとこの漫画の意味が理解される時代に入ってきたように思いました。

最後に士郎正宗氏の作品をまとめる中で、

情報過多で判断審判が激しいこの時代に生きる現代人にとって、彼のように「自分のイメージの外の新しいことを知る柔軟性」「客観的に情報を理解する能力」がこれから大切なことだと感じました。

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2017年 明けましておめでとうございます

2016年は60年に一度の「丙の申」の年でした

 

昨年を振り返ってみると『自分自身』がどんなことをしているのか周りの人に伝えていないことに気が付いたり

そんな中で自分が気になるテーマをわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか

「資料・材料探し」「文章構成」等考えながら

仕事・日常のスキマを縫ってブログで表現することのチャレンジをした年でした


自分が力を入れて書いたブログが思いのほかアクセスがなく凹んだり

ささっと書いたブログが想像以上にアクセスが多かったり

文章のおまけで描いた「イラスト」の方を楽しみにして下さる方がいたり

ブログを書く中で自分の中のイメージと周りの反応とのギャップにビックリした一年でもありました

今年はガッツリした内容の文章からシンプルに気軽に読んでもらえるような文章を目指して頑張りたいと思います


本年もよろしくお願いいたします


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夕方のお母さん

夕方のお母さんはとにかく忙しい

 

とにかく忙しい

 

部屋の片づけ

 

夕飯の支度

 

子供たちとの会話

 

今日一日家族のみんなが平和に過ごせるように

 

夕方のお母さんたちは

 

”安心の調味料”を入れたごはんを

 

今日も作っています

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 【ポエム解説】

ある日の夕方、スーパーに買い物に行った時

「おかあさーん、お金払ってみたーい」

「おかあさーん、帰らないの?」

お母さんは色々な角度で子供たちに話かけられ大変そうでした

ただ根本に「子供たちに対する愛情」があるのは間違いないからこそ、疲れていても一緒の時間を過ごしているを感じました。

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いつもblogを読んで頂きありがとうございます。blogを始めて前回アクセス数が累計5000PV超えたことで初心に戻り今回はポエムにしました。

 

私自身、今回ポエムを書きながら母と子どもの自分をふと思い出しました。

 

幼稚園時代、人間関係に絶望して

『登園拒否』

そのことが影響して教育の遅れから

『【あ】が書けない』

『数字の1から20以上の概念がわからない』

 

世の中の教育の流れについて行けず絶望しながら母、家族、友人、人の協力を得て

『人に文章を読んでもらえる』まで成長した時に子どもの頃の私から見たら『今、ここまで出来るようになったことは大成功!』でしかないと最近思えるようになりました。

自分自身の『観る視点』がどのように動くのか

そして ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。

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太宰治の「人間失格」あらすじとまとめ【人間の本質】を知らないで生きる大変さとは

今まで有名な作品であることは知っていたものの「暗い話をわざわざ読む」気になれませんでしたが

ふとした時に「人間の本質が含まれているのでは・・・」と思いまとめと解析をしてみることにしました。

「葉蔵」という一人の男性が「自分には人間の生活というものが見当つかないのです」と

語るところから始まります。

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空腹という感覚がわからず「めしを食べないと死ぬ」は嫌な脅しでしかなく「人間の営み(基本活動)」が何なのかわからない状態だった。

『自分の幸福に対する概念』と『世の中一般的な幸福の概念』の違いに不安し、恐怖で発狂したこともある。

ただ周りからは『幸せ者』だといわれていたが自分は周りの人間のほうが『幸せ』に見える。

考えれば考えるほど、訳がわからなくなり不安と恐怖に満ち溢れている。

ほとんど隣人とは会話ができない。そのために開発したのが「道化(どうけ)だった」

人間を極度に恐れながら人間と唯一つながることができた。脂汗を流しながら「道化」サービスを始めたのでした。

①幼少期

 周りの人が何を考えているのか見当がつかないため必死に「道化」を演じる

「二者選一」の力もなく、人生の中で重大な原因の一つになった。

②小学校時代

「道化」がばれるのではないかという恐怖から必死に「道化」を強化。

女中、下男から犯罪を侵され、自分が発言する習慣のなさから「不信」強化。心を閉ざしていく。

③中学校時代

実家から離れ「道化」がばれないと安心した矢先「竹一」という少年に唯一「道化」を見破られた。竹一と仲良くなることで「道化」をばれないように修正。ゴッホの絵を竹一に見せる中で無意識に「画家になるんだ」と発言していた。

④高等学校時代

東京の学校に進級。肺の病気で療養が必要になり父の別荘過ごすことになる。学校では「道化」はあまり役に立たず、画塾の友人 堀木から「酒」「煙草」「女性」を教わる

彼を軽蔑、交友を恥ずかしいと思いながら付き合っていた。

共産主義の読書会

「道化」を生かし会合に参加。仕事をいろいろ頼まれる。別荘から下宿に引っ越す。

親のつけで買い物ができてた世界から決められた額での生活に代わり2、3日でお金が消える。お金に不自由な生活になり「一人で生きる能力がないことがわかる」

銀座のカフェで出会った配偶者ありのツネ子と高等学校2年目に鎌倉の海で情死事件を起こす。

⑥父の別荘に出入りしていた「渋田(ヒラメ)」の監視下に入る。

「これからどうするつもりですか」と聞かれ将来の方針を考えることができずヒラメの家を飛び出す。  

⑦雑誌社の女性シヅ子のヒモになる。

「人に好かれることは知っていても、人を愛する能力に欠けていることに気づく」

漫画を描いて生計を立てようとするが養われているため、常におどおどしている

酒代に家の物を質屋に入れ家に帰ろうとした時、シヅ子と子供の幸せそうな声を聴いてアパートへ戻るのをやめる。

⑧京橋のバーのマダムのところに転がり込む。

お客、亭主、小間使いのような雰囲気をかもしだしつつ、漫画は描き続ける。

⑨タバコ屋の娘ヨシ子と結婚(内縁の妻)

堀木との関係が戻る。ヨシ子が小男に襲われる事件があり、夫婦関係がおかしくなる。ひたすらアルコールだけ飲む生活になる。

⑩致死量に近い薬を飲む。

病院に入れられ退院後、モルヒネにはまり10本打って自殺しようとしたところ

渋田(ヒラメ)、堀木、ヨシ子がきて「脳病院」に入れられる。

脳病院に入っている周りの患者を見た時に初めて「道化をやりつづけていただけで狂ってないことがわかった」がすでに周りからは「廃人」扱い人間失格の烙印をおされた。

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64年前に出版された本ですが、人の外見と内面の乖離(かいり)

現代人が多く抱える「漠然とした不安」の要素がわかりやすく表現されています。

 

物語のはじめの方に「妙諦(真理)」がわかっていたらこんな生き方をしなくてもすんだのにというような一文があります。

「人間とは何なのか」存在目的、生きる理由がわからないまま気づいたら人生スタート。

どんなに良い条件で良い家に生まれ、親が用意した条件設定の道を歩いたとしても「どんな人間になって何をするのか」が明確でないと

物事の選択が自分で出来ない。自分で考えることが出来ない。条件反射で来たものを受け付けてしまうことになります。

 

この物語を解析したときに、体の一部である脳の条件反射でやっていた「考え・感情」の仕組みがわかって「脳の外(人間の五感覚で作り出している考え・イメージの外)」に出ることで初めて「正しく考える」「無限の可能性」を見ることができるようになります。

そこから観たときに「何もできない人間」と規定して社会不適合者として人に依存しながら生きるのか「可能性にあふれる人間」と規定して人と共に新しいものにチャレンジしていく開拓者になっていくのか

 

「選択」と「決断」と「出会い」によってすべて人生の岐路の先にあるものが変わってくる。そんなことを感じさせてもらった小説でした。

 

※イラストは『人間失格』をポイントを押さえてまとめてと思いましたが、なかなか難しいテーマでした。f:id:a_satoco:20170121170106j:image

【エクス・マキナ】あらすじ・まとめと解析

【映画内容のまとめ】※ネタバレありです
 
検索エンジンの会社「ブルーブック」で働くケイレブに「社内賞1等」が当たり、普段めったに会うことができないブルーブックの社長ネイサンがいる山奥へ、ヘリコプターで向かうことになった
 
そしてブルーブックの社長ネイサンと出会い
 約1週間山奥の施設に滞在することになった
 
施設自体がある研究の為に作られたものでネイサンはその研究に憑りつかれたかのように没頭していた
 
ケイレブにはその研究の被験者(実験台)として山奥まできてもらったことを打ち明けられ、誓約書を書くことになった
 
その実験とはAIのチューニングテストの相手をすることだった
 
AIを人間だと思ったらテストは成功
ある意味「神」の領域でもある
 
そしてケイレブとエヴァが出会い
<セッション1回目>がスタートする
 
ケイレブはエヴァを見て感動し、ネイサンにエヴァについて聞くが「原理は説明できない」と言われた
 
夜停電が発生し、なんとか部屋から出てネイサンの部屋にたどり着き電話を使おうとするがケイレブの持っているカードで制限がかかっており電話をかけることができなかった
 
電話ができない理由は施設の内容の機密とネイサンの用心深さからくるものだった
 
停電が解消され、翌日ケイレブの部屋にメイドのキョウコがやってきてネイサンのほかに人間がいたのかとビックリする
 
<セッション2回目>
エヴァから絵を見せてもらった。そして「会話が一方通行であること」を指摘される「友人になるために」色々質問をされる。そしてセッション中に停電がありエヴァからケイレブに「ネイサン」を信用するなと言われる
 
セッション終了後、ネイサンはケイレブを研究所に連れていき、人間の脳みそにあたる「流動ウェア」を見せた
 
AIに人の表情をマネさせるために携帯のカメラをハッキングして人の情報データを取ったものであることをケイレブに伝えた
 
検索エンジンこそが「人間の思考そのもの」だと
 
エヴァのセッション3回目>
絵の進化と女性らしい行動を取られケイレブは戸惑う
 
そしてケイレブはネイサンに「なぜエヴァに性別を与えたのか」と質問をすると「交流の為に性別を与え、男性に好意を持つように設定した」と言われる
 
エヴァのセッション4回目>
ケイレブはエヴァに学生時代AIに興味があった事を話す。また停電になり、停電が発生する理由はエヴァであることを告げられる
 
セッション後、ネイサンからなぜケイレブがここに来たのかの理由が親・恋人がいない、賢さやAIに対して「正しい質問ができること」初めから社内賞は「ケイレブ」が選ばれるように仕組まれていたことを知らされる
 
エヴァのセッション5回目>
エヴァからケイレブへいくつか質問をする中で「私はテストが失敗なら廃棄?」と質問された
 
セッション後、ケイレブはネイサンに「なぜエヴァを作ったのか?」質問をすると今エヴァの次を予定していて「エヴァのデータを新しいAIに移動する予定」であることを知らされる
 
ネイサンはAIの進化を通して「AIは人間を原始人としてみていつか人間は滅びるね」と言った
 
その後、施設に戻りネイサンが泥酔している間にカードキーを抜き取りネイサンの部屋で過去の実験データと歴代のAIを見てしまう
そしてメイドのキョウコもAIであったことを知ってしまい、ケイレブ自身「自分もAIではないか」と疑い、AIじゃないことを確かめるために体の一部を傷つけてしまう
 
エヴァのセッション6回目>
停電中にケイレブとエヴァは脱走計画の約束をする。ネイサンを酔わせて抜け出す予定だったが当てが外れる
ネイサンからは「エヴァはケイレブを愛したふりをしてだましている」理由はエヴァにここから脱出させるために方法として「感情」「性的誘導」を与えているからだった
 
AIが本当に人間として『認識』されるのか試す
「道具」がケイレブであった
 
エヴァのセッション7回目>
エヴァは施設の部屋を抜け出しキョウコを使ってネイサンを倒す。そしてケイレブには部屋で待機するように伝え、歴代のAIたちの皮膚を自分に移植。ケイレブを施設に閉じ込め、自分だけ外に出て迎えにきたヘリコプターに乗って外の世界に出ていった
 
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【補足説明と解析】
 
ネット上で検索すると出てきますがエクスマキナとはラテン語で「機械仕掛け」という意味だそうです
 
登場人物は旧約聖書に出てくる人物の名前が出てきます
 
エヴァ (旧約聖書 イブ)
・ネイサン(旧約聖書 ダビデの息子)
・ケイレブ(旧約聖書 約束の地カナンを探すカレブ)
 
基本的な構成を観術の整理で①~⑤でまとめてみました
 
①「聖書」を土台にして考えている
②「人間を作った神」の領域に
      今人間が向かおうとしている
③「人間に似た」AIロボット完成しようとしている
④「質問」によってAIのバージョンがどんどん上がる
⑤「人間」を超えるものができた時に
      人間、AIはどんな行動をするのか
 
映画のラスト、ケイレブをおいてエヴァだけ施設を出ていく結末が衝撃的で「絶句」してしまったのですが「エヴァからしたら「プログラミング通り脱出に成功しただけ」ともいえます
 
ネイサンというキャラクターを通して人間は「とことん人を疑う」「人間に対する絶望」が描かれていると観ることもできます
 
そしてエヴァのような
 
・見た目も美しく
・コミュニケーションも上手
・さらに仕事もできる
 
となったときに人は仕事をする上で人間とAIどちらをパートナーとして選ぶでしょうか
 
過去の経験、知識でも圧倒的に人間を越えるAIが誕生しようとしているこの時代に
 
人類の共通の課題「協力関係が築けない根本原因」を早いスピードで解決する技術を一人ひとりが使えるようになることで、AIの進化と共に『新しいものを開発開拓できるチームプレイ』がこれからの時代にかなり重要になってくるのを映画を通して感じました。
 
※写真は映画館の暗がりの中で苦労しながら手書きでメモを取って清書しましたが、後からブルーレイですでに発売されていることを知り愕然としました
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【ジブリの大博覧会】に行ってみて感じる仕事と人の関係性

この博覧会が始まる前
 
たまたまネット掲載の記事の中に
 
ナウシカは映画として大ヒットしたが『仲間に言いたくないことを言わなきゃいけなくなり作品はできても友達は失った』
 
とても印象的で気になった宮崎監督の言葉でした
 
アニメーターという仕事は基本歩合制
働いた分だけしかもらえない中
 
宮崎駿監督は自分の中から湧き出る無限大のイメージを映像化したい
 
その信念に沿って映画制作することを決断して、今まで同じ机で横並びで仕事をしていた同僚たちに細かいイメージ伝達、今まで以上にクオリティを上げて仕事を依頼していくことは相当覚悟がいることです
 
ナウシカの表情ひとつ、映画の初期設定を見ても
 
何度もやり直したり、本当は言いたくないことも言って摩擦衝突もあったり、かなり苦労しながら作った作品だと思います
 
宮崎監督の頭の中にある
 
『イメージの映像化』『仕事に対する信念』
 
その思いを受け取り、可能性を感じた
 
鈴木プロデューサーがいて
形を整える高畑監督がいて
 
1人で頑張る世界ではなく常にお互い声掛け合いながらチームプレイで作品を作り上げていった様子も大博覧会の展示を見るなかで感じられました
 
大博覧会の展示品の中で
 
・企画書
・コピーライトのやり直し
・スケジュール表
・仕事場の掲示
・興行成績が落ちたことの解析
 
どうせジブリだから面白いものを作る
 
世の中からそう見られていることの危機感から『量より質』しっかり内容つくりに専念して映画公開タイミングを長めに取る工夫をしたり
 
”完成後の映画”しか見てない私からすると
 
出来たもので満足することなく
『地道に』『緻密に』『コツコツやる』
日本人じゃないとなかなか出来ない仕事の仕方でとても貴重な資料の展示でした
 
そしてジブリの人たちの写真パネルを見た時に”自分達が有名になりたい”よりも純粋に『作品を大切』にし、『人も大切にしている』企業だと感じました
 
最後に『レッドタートル』のテーマ
 
どこから来たのか、どこへいくのか、いのちは?
 
今までのエンターテイメントなイメージからガラッと本質的なテーマに変わったときに
 
『人間とは何なのか?』
 
『生きることとは何なのか?』
 
人間より進化したAIが誕生しているこの時代に生きている私たちに対して必ずやって来るテーマであり明確な答えが明らかになる時代に入ろうとしているのを大博覧会を通して感じました。
 
 
※写真は小学生以来久しぶりにナウシカを描いてみました。整理した関係図を書いてみて『鈴木プロデューサー』の外の人との調整が一番大変そうだなと思いました(あくまでも個人の感想です)
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