さとりのこさとこのブログ

新しい技術を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

2019年 暑中お見舞い申し上げます

今年の東京都心は33日連続の雨を観測。去年と比べると梅雨明けが遅れた影響で気温の寒暖差による体調を崩している方が多いようですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

5月に元号が「平成」から「令和」に変わり、新しい時代を迎えるお祝いムードの時期もありましたが、6月から7月にかけては芸能事務所の組織体制・あり方が問われるニュースが多かったように感じました。

どこの組織でもカリスマ的存在がいる間は体制が安定しますが、カリスマの不在や組織のパワーバランスが崩れた時に現場の人間関係や組織を運営する次の世代が育っているのかが重要で、今回芸能界で起きていることは日本社会においても同様の課題に直面している企業・組織は大小問わず多いと思います。

そんな状況の中でやはり必要になってくるのは組織の中でリーダーシップ、フォローシップが円滑に行える職場での関係性作りや管理監督者の育成等、今まで以上に人間力、人間関係力に入れる時期に来ていると感じる日々です。


最後にこれから夏本番で暑さが厳しくなってきますが、熱中症には気を付けてお過ごしください。


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夏目漱石 こころ あらすじ・まとめ 人との対立意識は「犬が鎖に繋がれたままの人生」と同じ生き方

学校の教材としてもよく使われている夏目漱石「こころ」

その中でも有名なのは映像化もされた「下:先生と遺書」です。

この小説は明治から大正に元号が変わる時期に書かれたもので2019年に元号が変わるタイミングでまとめと解析をしてみることにしました。

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①早くに両親が亡くなり、叔父に面倒を見てもらっていた。叔父に両親の遺産を勝手に使われていることが判明し残りの遺産を持って東京の学校に通うことにした。

 

②東京の下宿先を決め、そこで出会ったお嬢さんとの交流で彼女に対して「愛」が芽生えた。しかし叔父との関係でできた人間不信によって好きになったお嬢さんに対しても「これから先どんなことがあっても人には騙されまい」と決心した。

 

③地元の友人で何をやっても優秀なKが東京に来た。生活に困っていたので自分の下宿先を紹介した。始めは自分が面倒を見ている優越感に浸っていたが段々とKがお嬢さんと仲良くなることに嫉妬しだしていた。

 

④私はKから呼び出されてお嬢さんに好意があることを打ち明けられた。全身が固くなってしまった。「精神的に向上心がないものは馬鹿だ」と恋は道の妨げになると私は反対する立場を取った。

 

⑤Kの知らないうちにことを運ぶ為、仮病を使って学校を休んだ。下宿先の奥さんに「お嬢さんを下さい」と言って承諾をもらった。

 

⑥私とお嬢さんの結婚の話を聞いたKが二日後に自殺。遺書に私のことは何も書いてなかったが、周りの人からはKの死について聞かれた。その後、お嬢さんと結婚した。心機一転して新しい生涯の糸口になると思っていたのに妻の顔を見るとKを思い出す。

 

⑦私はKに対する感情はいつまでも続いた。妻に不満はなかったがこの一点において彼女を遠ざけるようになった。ありのままを妻に打ち明けようとしたが、いざという時に不意に自分以外の力が私を抑えつけた。

 

⑧叔父に欺かれた当時の私は、他人を悪く取るだけであって世間がどうあろうとも立派な人間だという信念があった。それがKのために見事に破壊された。自分をあの叔父と同じ人間だと認識した時に急にふらふらしだし、他人に愛想を尽かした私は自分にも愛想を尽かして動けなくなった。

 

⑨自分が最も信愛している人にですら自分を理解させる勇気が出せなかったと悲しくなった。死んだつもりで生きていこうと決心した私は時々外の刺激でどの方向へ出ようと思い立つが恐ろしい力が働いて私の心をぐいと握り締めて動けないようにする。

 

⑩単調な生活を続けていた私の内面には常にこうした苦しい戦争があった。この牢屋の中にじっとしていることもできず、突き破ることもできなくなった時、一番楽な努力は自殺しかないと感じるようになった。

明治天皇崩御になり乃木大将の死を新聞で知った。私も殉死することを決め、妻には最後まで本当のことを伝えることはせずに自ら命を絶った。

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70年以上前に書かれた作品ですが、他人には見せたくない心の「もろさ」「汚さ」「対立意識」人間が、特に日本人が本来持っている内面的な部分を具体的に書いている作品です。

 

Kが亡くなった後、先生と呼ばれていた人は奥さんを見る度に「K」のイメージが頭にこびりつき自分がKを殺した罪人として「犬が鎖でつながれてぐっと引っ張られる」かのように永遠と同じ考えをグルグルと堂々巡り。

さらにはこの考えの鎖を自分で切る方法もわからず人にも相談せず。最後はその考えから解放されたいが為に自ら命を絶つことを選択したのです。

 

この自分自身でがんじがらめにした考えの鎖は「自分の中で勝手に作り上げた対立意識」と「究極の思い込みの中の思い込み」です。


人間が苦しむ根本原因を知り、すべての問題を「ゼロ」ベースから認識できるようになることで何故その考え、感情にとどまっていたのか客観的な理解と解決の糸口を見つけることが可能となります。

 

受け取った情報知識をどのように自分の「考え」「感情」「言葉」「行動」「人間関係性」に活用するかはすべてを「ゼロ」ベースから認識すること。自分の考えを再構築できる能力を一人ひとりが身につけることで大きな問題から小さな問題までも解決できる社会に変化を作ることも可能だと感じています。

 

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世知辛い世の中

今日も『あの人』『この人』の話題でもちきり

 

 

そこに群がる人たちは

 

 

心のスキマを埋めるために

 

 

最も清らかに聞こえる言葉を選んで

 

 

人から賞賛を得るのに忙しい

 

 

心のスキマを埋めることができるは

 

 

自分自身の『アイデンティティー』に

 

 

『何のために自分はこの時代に生まれたのか』

 

 

アクセスしながら生きることでしか

 

 

心のスキマを埋めることはできないんだよね

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【解説】

このポエムは2018年9月に書きましたが、当時は大阪なおみ選手のテニス4大大会 全米オープン優勝。歌手の安室奈美恵さんが芸能界引退。そして女優の樹木希林さんが他界。

彼女たちの歴史を振り返ったニュースを観たときに『一貫性のある生き方』を見て日本人女性の深い部分の強さを感じた時期でした。

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blogを読んで頂きありがとうございます。
blogを始めて先日アクセス数が累計30,000PVを超えたので、初心に戻りポエムにしました。

ここ最近SNSで正義感を振りかざす人たちについて話題になることがありますが、

今までの『ルールを守ってコツコツ仕事をやり続けることで評価されてきた時代』から『大きく変化する社会に適応できる人間が求められる時代』に変わろうとしている中、正義感を振りかざす人たちの言葉は変化に適応できないもどかしさからくる叫びのように感じます。

企業で働くことで保たれていた日本人のアイデンティティーも『終身雇用』が保てない企業が増えている今。

日本人一人ひとりがアイデンティティーをしっかり立てて『どんな自分になってどう生きるのか』が問われる時代に突入しようとしている気がします。

 

最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。
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2019年 明けましておめでとうございます

2019年の干支は己亥(つちのと・い)です

 

60年に一度やってくる干支で60年前の1959年は今の天皇が皇太子だった時代に美智子様とご成婚された年でした

 

干支について詳しくはWebで陰陽五行で検索してみると色々出てきますが

土(己)と水(亥)の組み合わせで

相克(そうこく)相手を打ち滅ぼして行く、陰の関係だそうです

土が水を濁したり、水を吸ったりせき止めたりするはたらきを表しています


土と水の関係性と同じように何事においてもバランスを見て行うことが大事で、偏りが生まれるとバランスを崩しかねない年でもありそうです


ブログを始めて4年目に入り『何のためにブログの記事をアップするのか』の意味を考えたり『どんな記事をアップしたらいいのか』悩んだりすることもありますが、読んでくださる方がいる間はできる範囲で頑張って行きたいと思います

本年もよろしくお願い致します


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2018 MerryChristmas

平成最後のクリスマスになりますが、皆様にとって今年はどんな一年でしたでしょうか


今年一年を表す漢字は『災』でしたが


年始からパワハラ問題や天災、国と国との関係性を揺るがす問題や年末の日産ゴーン会長の逮捕と激動の一年だったように感じます


昨年はAIの進化が進み、人間の仕事が奪われる可能性があるといったニュースから


今年は組織のあり方が問われる出来事、ニュースが多かったように思います

 

時代の変化と共に今までの資本主義でのやり方では限界を迎えている今

 

これだけ変化の激しい時代を生きていく上で、私たち一人ひとりにとって大切なこととは一体何なのでしょうか


それはどんな条件、状況、環境においても


一人ひとりのアイデンティティー、判断基準がしっかり立つこと


自分自身で判断して行動できること


それがとても重要な時代に突入すると実感しています


最後に皆様にとって良いクリスマスでありますように

※ブログを書くときに気持ちが2019年になっていたようで、一年早い西暦でイラストを描いてしまいました

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人工知能 天使か悪魔か 2018  未来がわかる その時あなたは まとめと感想

警察が指示を受けているのは人工知能

麻薬発見の予測が的中したり人工知能は自然界の天候の不確実も予測できる。

 

①~⑥では最新の人工知能が実際に使われています。

 

①天候を予測

②犯罪の予測

③未来の犯罪者予測

④あなたの寿命を予測

アルツハイマー

⑥婚活にAI導入

 

人工知能が過去の膨大なデータを分析してスピーディに予測結果を出してくれることは人類のライフスタイルをバージョンアップする上でとても素晴らしいことだと思います

 

人工知能を活用する中で『予測結果を元に人間が考えて決定する』のではなく『AIが出した結果です。 それを受け入れてください』というのは問題が発生したときに「最終的に誰の責任になるのか」の曖昧さや

どういったプロセスで出した予測結果なのか不透明な中で人工知能の予測を完全に信じるのはリスクが高いと思いました。

 

「正義か悪か」 といった『わかりやすい対立構造の情報』に一人ひとりの意識が飛びつきやすい昨今。

人工知能が出した結果がすべて「正しい」と規定して受け入れてしまうと人間の考える力が退化し、映画マトリックスの世界と同じように最終的に人工知能が人間をコントロールしエネルギー源として電池化する状態になる可能性がないとは言えません。

 

そうならない為にも人工知能ではできない人間のクリエイティブ能力、リーダーシップ能力やチームプレーの向上。これからは人間一人ひとりのバージョンアップが必要になる時代に入ってくると見ることもできます。


最後に人工知能が出した結果に振り回されることなく『道具』として人工知能を上手に活用できる人間力、スピーディーな判断能力、そしてイノベーションのバージョンアップが人類に求められる時代に入ってきているのを感じる内容でした。

 

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1日の終わり

燃えるような赤と深い暗闇の間(はざま)

 

 

『今日も1日が終わる』

 

 

あの間(はざま)を止めることが出来たら

 

 

もっとわくわくすることが続けられるのに

 

 

宝石箱をひっくり返したような輝く夜空に

 

 

後ろ髪を引かれる思いを残して

 

 

子供たちは家へと帰っていく

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【解説】
夕方の写真ばかり撮ることが多く、ふと『空の色のグラデーションが変わるタイミングの夕方が好き』だと気づき、ポエムにしてみました。

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blogを読んで頂きありがとうございます。
blogを始めて先日アクセス数が累計25,000PVを超えたので、初心に戻りポエムにしました。

 

今年に入ってからは日本だけではなく、海外に住んでいる方からも太宰治人間失格 あらすじ・まとめ」を含めこのblogにアクセスして下さることが増え、blogを更新する上で励みになっています。

最近印象に残ったこととして「第100回全国高校野球選手記念大会」の大阪桐蔭金足農業の試合です。

「甲子園で優勝する」という目標に向かって明確な意思を持って行動する球児たちの姿勢・態度が

それぞれの学校・地域、さらに日本全国の人たちを感動させることかできる。

今スポーツ競技の中で組織・選手の在り方が問われるような事件や問題が多発していますが

「第100回全国高校野球選手記念大会」

はとても希望を感じる出来事でした


最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。
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