ポエム
燃えるような赤と深い暗闇の間(はざま) 『今日も1日が終わる』 あの間(はざま)を止めることが出来たら もっとわくわくすることが続けられるのに 宝石箱をひっくり返したような輝く夜空に 後ろ髪を引かれる思いを残して 子供たちは家へと帰っていく --------…
今日は朝から雨が降っている 梅雨の時期によくある湿気まじりの空気 ざっと大粒の雨が降ったかと思えば 雲から光が見え隠れするようなはっきりしない空 一瞬、誰かが悲鳴を上げたような気がして 思わず外に飛び出した 目の前に広がる世界は 何一つ変わらない…
常に『人』に囲まれ同じ経験、体験をしないと恐怖だったり、虚無感がくるなぜならそこに一緒にいないと『人』に選んでもらえないから自分が好きで選択しているつもりがそれはただの『操り人形』でしかなかった今ここ、私の体はぽっかり穴の開いた風船のよう…
電車のドア付近の『くぼみ』 『くぼみ』はいつ空くか分からない でも、どうしてもほしい だって、そこには【絶対的な安心】があるから 『くぼみ』に目掛けて向かう挑戦者たちは 今日も企業という戦場で全力で走りきっている そんな挑戦者たちに私たちは毎日…
朝、目覚めると身体が鉛のように重い いつもの道を通り 鉄の固まりに乗り コンクリートの檻に閉じ込められ 自分の尊厳を殺しながら時間を過ごす 死ぬこともできないから ただただ生き続けるだけ 夜の帳(とばり)が降りるとき 世の中の縮図を抱き締めながら 明…
夕方のお母さんはとにかく忙しい とにかく忙しい 部屋の片づけ 夕飯の支度 子供たちとの会話 今日一日家族のみんなが平和に過ごせるように 夕方のお母さんたちは ”安心の調味料”を入れたごはんを 今日も作っています --------------------------------------…
「すみませーん、電車降ります」と 声をかける人がいる トイレから出てきた人が「すみません」という ぶつかりそうになったら「すみません」 すみません すみません 毎日あふれる「すみません」 言葉の裏には日本人のやさしさがあふれている -------…