さとりのこさとこのブログ

新しい技術を日常で活用・応用した気づきや たまにどーでもいいことも掲載

不気味な朝

今日は朝から雨が降っている

 

 

梅雨の時期によくある湿気まじりの空気

 

 

ざっと大粒の雨が降ったかと思えば

 

 

雲から光が見え隠れするようなはっきりしない空

 

 

一瞬、誰かが悲鳴を上げたような気がして

 

 

思わず外に飛び出した

 

 

目の前に広がる世界は

 

 


何一つ変わらない日常が存在しているだけだった

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【解説】

2018年7月6日 AM9:00前後

外はどしゃ降り、梅雨前線が停滞していることによる記録的豪雨の最新ニュースをテレビで見ている時にオウム真理教元教祖 松本智津夫死刑囚の死刑が執行された速報のニュースが目に飛び込みました。

次々と関連する死刑囚の死刑執行の速報が流れ言葉では表現しにくい気持ち悪さに居たたまれず、家から外に出ました。

私の頭に入ってきた『深刻に感じる情報』とは裏腹に外は何もなかったかのような日常

そして変わらず人々は過ごしている。

このニュースは平成という元号が終わるタイミングに起きた一つの終止符を打つ出来事と見ることもできますが、今までの時代では『当たり前』だと思っていたような平穏な日常のイメージを破壊するような出来事や今まで以上に加速して情報がどんどん入ってくる可能性があることの覚悟と情報に対しての客観的な解析、理解、行動が今の時代に生きる人たちにとって、とても重要になってくると今回のニュースを通して感じました。


最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています


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人体「神秘の巨大ネットワーク」生命誕生 ミクロの会話 まとめ

生命誕生。小さな受精卵があなたになるまでの物語。あなたはどうやって「人」になったのか。たった一つの受精卵から複雑な細胞が作られるのか。iPS細胞の発見によって神秘の扉が開きました。メッセージ物質が働き、臓器が作られる赤ちゃんの細胞がお母さんの子宮を突き破る「生命誕生。見えた!母と子の会話」


●受精卵になるために

人間の視覚でわかるサイズで卵子精子、赤ちゃんを表現すると卵子はりんごの大きさぐらい、精子は米粒ぐらい、赤ちゃんは500mぐらいになります。

受精卵の中で次々と臓器ができる仕組みに大切なものはメッセージ物質です。ここにいるよのメッセージが大量に体の反応として出ていることで妊娠が判明します。


●ドミノ式全自動プログラム

受精卵からは200種類以上の細胞が生まれています。人体の中で色々な臓器が会話をしあって作られています。

受精卵が着床して5週目に「心臓」9週目に「手足」2ヵ月後には「心臓」「肝臓」「肺」「腸」「胃」人体の基本が完成。

全ての臓器が複雑なメッセージ物質を出すことで次の段階に繋がるのです。


●大きく育つ

妊娠7ヵ月。ここにもう一つの難関があります。それは赤ちゃんが「大きく育つこと」

「もっと大きくなりなさい」お母さんからも実はメッセージ物質を送っていて、それによって赤ちゃんは栄養素と酸素をもっと受け取るようになります。子宮を突き破る現象は人間の脳を大きくさせる為に必要な過程なのです。

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臓器の出来る順番と臓器同士で会話をして200種類もの細胞が作られていることや、妊婦さんのつわりが何故酷いのか、そして人ひとりが体を形成するまでのプロセスがiPS細胞の発見により詳細に解明されることで、医療が発展することに希望を感じました。

今回の特集を通して、自分が生まれるまでのメカニズムを知らずに生きていくより、知ることで生きていくための人としての深さや、人間一人ひとりの可能性に自分の意識がつながるようなとても濃いテーマでした。

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静かなる空虚感

常に『人』に囲まれ


同じ経験、体験をしないと


恐怖だったり、虚無感がくる


なぜならそこに一緒にいないと


『人』に選んでもらえないから


自分が好きで選択しているつもりが


それはただの『操り人形』でしかなかった


今ここ、私の体はぽっかり穴の開いた


風船のよう


静かに『幸せ』が隙間から抜けていくのを


感じながら、今日も『人』に合わせて生きていく

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【解説】
ある日、友人数名と楽しく食事に行った帰り
道。あれだけ楽しく笑って会話をしていたはずが、心がざわざわして、自分の体の真ん中がぽっかり穴が空いたような感覚になり、びっくりしたことがありました。

自分の中にある漠然とした孤独に対する不安感や認められたい感情に支配されながら生活している

そこに気づいたときに『心にゆとりを持った状態で友人と交流する』『できる範囲で頑張ること』に気持ちを切り替えたことで空虚な感情に囚われることは減りました。

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blogを読んで頂きありがとうございます。

blogを始めて先日アクセス数が累計20,000PVを超えたので、初心に戻りポエムにしました。

 

最近印象に残ったこととして韓国で開催された平昌(ピョンチャン)オリンピックがありましたが、参加した国々の政治的な動きも感じやすかった中でも、それぞれの国の代表選手の活躍もさることながら日本人選手の『諦めない、挫けない心、最後のねばり強さ』に人間が持つ能力の無限の可能性に希望を感じるオリンピックでした。



2018年に入ってから、日本国内そして世界的にも地震が多発し「草津白根山の噴火」や海外では「シリア内戦」のような衝撃的な出来事も起きています。

 

日常で入ってくるたくさんの情報に対して、観る視点が固定されている状態では『今なぜ、この問題が起きているのか』の原因や背景に対しての理解に至るまではなかなか難しいと思います。

情報が溢れ、日々起こる問題に対しての解決策や次の方向性が見えにくい時代の中で

自分自身の『観る視点』がどのように動くのか、人間五感覚脳の観点がどのように動いているのかの仕組みを理解し

 

観点を自由自在に使えるようになることで、人間一人ひとりが自分の持っている機能の理解、観点のバージョンアップによって、大小関係なく起きる問題に対して解決の手がかりが見えるようになってきます。

 

この変化の激しい時代に必要なのは力で制圧する『暴力』やお金の力で制圧する『財力』でもなく『観点』の仕組みを理解した人間一人ひとりの『心』の開発開拓による『人間力・人間関係力』

そしてその人たちが作るチームプレイによる問題解決能力で新しい時代を切り開けると私は確信しています。

 

最後に、ポエムを書くことで「考えが整理」されていく習慣を目指しています。

映画【ハンナ・アーレント】あらすじ・まとめ 平凡な人間が人間であることを拒絶した時

軍事的な話が増えたように感じる2018年の社会情勢において戦争の現場で任務を遂行していた人の思考がどのように働いて結果、大量虐殺の流れに至ってしまったのか。私自身が知りたいと思い、整理してみることにしました。

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【あらすじ】

アイヒマンの裁判が開かれることを知ったハンナは裁判の傍聴の希望を雑誌社に出し、記者としてエルサレム行くことになった。

 

裁判が始まると野獣アイヒマンを印象付けるための質問やアイヒマンと無関係な証言が続いた。一方アイヒマンは淡々と役所の職員のような淡々としたやり取りだった。

 

想像を絶する残虐行為とアイヒマンの平凡さを同列には語れないことを感じながら、ニューヨークに戻り裁判についての執筆活動を開始。

 

ハンナの記事を掲載すると苦情が雑誌社にきた。理由はユダヤ人をアウシュビッツに大量に搬送したアイヒマンを平凡な人と表現し、アイヒマンを許しているかのような文章に見えたからだ。そのことで大学から教員を降りてほしいと言われてしまう。

 

ハンナは今までの批判に対して講演をすることにした。講演では戦争中のナチ党員は人間であることを拒否し、自発的な行動はなく命令に従っただけ。そのこと世界最大の残虐行為が行われたことを伝えた。ハンナが裁判の取材を通して人々に善悪を区別する能力。考えることで人間が強くなることを望んだ。

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多くのユダヤ人を貨物列車に乗せ、結果アウシュビッツでの大量虐殺に関わったアイヒマンの思考をユダヤ人であるハンナ・アーレントが客観的に物事をとらえようとする冷静さ、知識の深さ、勇気は正直すごいと感じました。

 

狂暴な性格、特別な病気、症状と過程して事件を判断しようとするとその人だけが起こした問題として片付けやすいことになりがちですが、元々持っている性格にプラス、条件・状況・環境が揃うと、とてつもなく大きな事件、戦争で及ぼす影響によって残酷な結果が生まれてしまうこともあります。

 

当時、戦争中の教育によるモラルの破壊、国のトップの方針による目まぐるしい環境の変化、善悪の判断基準の変化、感情・思考の破壊。

 

戦争の時代を生きたアイヒマンは最終的に人間であることを放棄し、多くのユダヤ人を人間ではなく『物質(もの)』として認識し、業務の一貫として機械のように任務を遂行し続けてしまったのだと思われます。

 

このような歴史を繰り返さない為にも、変化の激しい時代に生きる私たち一人ひとりの考える能力を上げること。

 

それがとても重要なことだと同胞から批判されてでもハンナは世界に向けて伝えようとしてくれたのかもしれません。


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2018年 明けましておめでとうございます

2018年の干支は戊戌(つちのえ・いぬ)です

詳しくはWebで陰陽五行で検索してみると
色々出てきますが

戊戌は比和(ヒワ)同じ気が重なる意味で
良いことはより良く、悪いことはより悪くなる

良いこと、悪いことがはっきり分かる
取捨選択が迫られる年もと言えるようです

 

記事をアップし始めてから2018年でようやっとブログも3年目に入りますが、ここまで続いているのは読んでくださる皆様のお陰であることに心より感謝致します

本年もよろしくお願い致します


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2017 MerryChristmas

あっという間に一年の終わりに近づいているように感じますが、皆様にとって今年はどんな一年でしたでしょうか

 

今年は天皇退位の時期が発表されたり、北朝鮮ミサイル問題や、角界の暴力事件、不倫報道等、暗いニュースが多かった中で、唯一上野動物園ジャイアントパンダのシャンシャンが明るいニュースだったように思います

 

AIに関しては進化が進み、今年『三菱フィナンシャルグループでは9500人相当の労働量の削減を実現したい』と言ったニュースが流れたことがありました

人間の仕事がどんどん奪われていく世界が現実味を帯びはじめています

変化の激しい時代を生きていく上で、私たち一人ひとりにとって大切なこととは一体何なのでしょうか

 

それはどんな条件、状況、環境においても

 

一人ひとりのアイデンティティー、判断基準がしっかり立つこと

 

自分自身で判断して行動できること

 

それがとても重要な時代に突入すると日々実感しています

 

最後に皆様にとって良いクリスマスでありますように
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映画「1984」あらすじ・まとめ 【オルタナティブファクト 二重思考による思考の統一化とは】

2017年、トランプ氏の大統領就任時に

オルタナティブファクトという言葉が一時期話題に上がったことがありました。

 

嘘を正当化。事実を否定するためにもうひとつの事実を作るといった意味です。

 

過去トランプ氏は『130万人の雇用を生んだ』と嘘の情報をSNSで流したり、大統領就任式の聴衆人数を実際よりも多めに発表したこともありました。

 

トランプ氏のSNSフォロワーは2017年10月現在で約4000万人。

 

アメリカの雑誌·新聞購読者が約800~1000万人と格差がある中で、もしトランプ氏の発信する情報が素晴らしいと思ってしまったら、嘘でも受け入れてしまう可能性もあります。

 

アメリカ国民の中でもトランプ氏から流れる情報に疑問に感じた人達が【二重思考】について書いてあるジョージ・オーウェルの小説『1984』に注目が集まりました。

 

日本にいても他人事ではありませんし、私自身もどんな話なのか、とても気になっていたので映画を中心に見てみることにしました。

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この物語は1965年に核戦争が起こり荒れ果てた世界が3つの統治国家に分断された世界。その一つの国で生きているウィンストンが主人公です。

 

①日常生活は常にテレスクリーンという機械で監視されていた。ウィンストンは監視から隠れて政府に対する不満を日記に書き始めていた。

 

②友人と外で食事に出かけると目の前で反逆者扱いされた人物が逮捕されたり、気分転換に夜外で買い物をしていると警察から職務質問をされ、翌日「思想管理局」に出頭命令が出て根掘り葉掘り聞かれることもあった。

 

③ウィンストンの仕事は真理省で「ビッグブラザー」のスピーチの誤報の訂正を担当していたがその仕事に違和感を感じていた。

 

④国では増悪の時間が設けられており地下組織リーダーへのヘイトスピーチをしている時に一人の女性から声をかけられた。

 

⑤女性はウィンストンが国の体制に不満をもっていることを察し、共に過ごしたいと提案。2人は付き合うことになった。

 

⑥ある日、ウィンストンは上司の発言からこの人は地下組織のメンバーではないかと思い、彼女を連れて上司に地下組織に入りたいと嘆願。そのことが政府に伝わりウィンストンと彼女は逮捕された。

 

⑦愛情省で軟禁され、指が4本に見えても政府が5本と言ったら5本というように思考を統制する洗脳を受けた。彼女に対する愛情は変わりないと思っていたウィンストンだったが、自分が一番嫌いなネズミを目の前に出された時に「罪なら私の代わりに彼女に!」と叫んでしまった。

 

⑧軟禁から解放後ウィンストンと彼女は以前と同じ感情を持てなくなっていた。そして唯一喜びも愛もすべて与えてくれる人が誰なのかわかった「ビッグブラザー」だと。

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ジョージ・オーウェルスターリン全体主義を批判の意味で書いた小説『1984年』暗黒社会

映画の後半部分の『指が何本に見えるのか』の洗脳シーンが何とも言えない衝撃でした。そして、主人公の行動全てが「国」が作ったシナリオの中で操作されていたに過ぎない光景を目の当たりにして絶句しました。

 

この物語の全体を通してみるとそれぞれ価値観の違う人たちが存在する中で二重思考を駆使した『戦争中における思考の統一』

その中でポイントが2つあります。

 

【物語に出てくる愛情省の拷問の目的】

党から見た「脳を完全な状態にする」その者のすべてを打ち砕き、からっぽにし、最後に「ビッグブラザーへの愛」以外は残らないようにする。


【純粋な権力】
他人を支配する権力と人間の文明は「憎悪」を基礎にしており「人の顔をブーツで踏みつける時の快感は変わらない」この世界では踏みつける対象はなくならない。だから永遠と反逆者は罵倒されつづける「憎悪週間」はなくならない。

 

この2つは『1984』の漫画から一部抜粋した表記ですが、物語では協調して表現されているように感じました。

 

今の時代から見ると信じられないことですが、戦争が中心の社会では自然な流れになるのだと思います。

 

この物語は1947年に発表されたものですが

ジョージ・オーウェル第二次世界大戦中における「思考の統一」が暴力による統制だと

こういう結果になってしまうと戦争を体感していない後世の私たちに書き残してくれたようにも感じました。

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